今夜は泡を飲みたくなった。
セラーから取り出したのは、イタリア、ヴェネト州のヴィットリア・フォラドルが造る、プロセッコ、イル・フォッロ。
ヴィットリア・フォラドルは、プロセッコ最高の地区であるDOCGヴァルドッビアデーネで数世紀にわたってぶどう作りを続ける栽培農家。
DAL1960と書かれているところを見ると、ワインとしてのプロセッコを造り始めたのは1960年のようだ。
ミュズレには、シャルマ方式と書かれている。
シャンパーニュのように瓶内二次発酵を行わず、密閉タンク内で二次発酵を行う、大量生産に適した方式。
シャルマ方式はぶどうの果実味を残すことができるので、フレッシュ、フルーティーなスパークリングワインを造ることが出来る。
一方でガス圧は低く、シャンパーニュ方式が20℃で5~5.5気圧あるのに対し、3~4.5気圧となる。
このため、気泡は少し大きい。
飲んでみると、フレッシュな果実味があふれる素晴らしいスプマンテ。
夏に強めに冷やして飲むのに最適だ。
イタリア、ヴェネト州の美味しいプロセッコを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。