銀座の『ブラッセリー ポール・ボキューズ銀座』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。
赤ワインは、ボルドー、リストラック・メドックのシャトー・フルカ・オスタン、クリュ・ブルジョワ・シューペリュール、2006年。
1810年設立のシャトーで、2006年にエルメス一族に買収されている。
果実味、酸味、タンニンのバランスが素晴らしく、樽由来のヴァニラ香も心地良い。
セパージュは、メルロー45%、カベルネ・ソーヴィニヨン45%、カベルネ・フラン10%。
フレンチオーク樽で12カ月間熟成されており、新樽比率は30%程度。
エルメス一族が買収後に大規模な投資を行い、品質が年々向上しているそうなので、もっと新しいヴィンテージを飲んでみたくなった。
肉料理は、イベリコ豚肩ロース肉と初夏野菜、ソース・ボルドレーズ。
使われている野菜は、赤と黄色のパプリカ、ナス、スッキーニ。
赤ワインを使ったソースが、シャトー・フルカ・オスタンと良く合う。
今夜のディジェスティフは、ヴーヴ・アンバルのクレマン・ド・ブルゴーニュ、ロゼ。
「今夜は甘いフォーティファイドじゃないのね。アンバルのロゼ、好きよ」と彼女。
ヴーヴ・アンバルは、ブルゴーニュを代表するクレマン専業メゾン。
ヘタなシャンパーニュよりよっぽど美味しいので、私も好きだ。
確かこのロゼはまだ1本セラーに入っているが、買い足しておこうと思う。
デセールは、フランボワーズのセミ・フレッド。
フランボワーズに生クリームとイタリアン・メレンゲが加えられている。
暑い季節に嬉しいデセールだ。
「今夜のワインも美味しかったけど、飲み過ぎちゃったみたい」と彼女。
数えてみると、アペリティフを3杯、レ・カルシネールを3杯、シャトー・フルカ・オスタンを2杯、そしてクレマンのロゼを2杯飲んでいる。
ちょっと酔った彼女は、一層綺麗に見える。
ひょっとしたら、私も酔っているのかもしれない。
店を出ると、何時ものように銀座を少し散策。
お隣のマロニエゲート2のお花屋さんは、今夜も明日の準備に余念がない。
マロニエゲート2の営業は終了しているが、お花屋さんにお願いして飾りつけを見せてもらう。
マックス・マーラが再びモノトーンのディスプレイに変わっている。
シャネルは既に秋の雰囲気。
他のマネキンはブーツまで履いている。
カルティエとブルガリの展示は、小さな窓の中の商品。
シャネルやルイ・ヴィトンに較べれば地味だ。
一番派手なのは、ルイ・ヴィトン。
銀座通りに面したウィンドウは、ファン・ゴッホ。
側面のウィンドウの一つは、ルーベンス。
もう一つの側面のウィンドウは、ダ・ヴィンチ。
これらは、現代アート作家、ジェフ・クーンズとのコラボ商品、”マスターズ”の展示なのだ。
モナリザの前に並んでいるのは、ダ・ヴィンチの名前入りのバッグ。
ダ・ヴィンチ、ティツィアーノ、ルーベンス、ファン・ゴッホ、フラゴナールの5人の巨匠の作品がバッグに再現されている。
別のウィンドウに飾られているバッグを見ると、絵柄が良くわかる。
付いているタグは、ジェフ・クーンズの代表的なアイコンの、レザー製のラビット。
銀座通り側のウィンドウは、ファン・ゴッホ。
背景の絵が消えた時にバッグを撮影。
ダ・ヴィンチに較べれば、ファン・ゴッホの方が使いやすそうだ。
ほろ酔いで歩く銀座の街は楽しい。
彼女と過ごす銀座の夜は、素敵に更けて行きました。

















