日曜日は、神楽坂にお出掛け。
晴天の神楽坂は、家族連れの人々で賑わっている。
毘沙門天の朱色が美しい。
考えてみれば、毘沙門天の前を月に2~3回は通っているが、日中に毘沙門天を見るのは数年ぶりかもしれない。
向かった先は、神楽坂上交差点の少し先の『ア・ポワン』。
ライヴ演奏を楽しむことができる、ビストロカフェである。
期待に胸を膨らませ、階段を上る。
あとで気が付いたが、エレベーターもある。
ブログで交流のあるピアニストのnaonaoさんこと田畑直美さんが出演されるコンサート。
今日は田畑さんと、田畑さんの友人の山内さんとのデュオ・コンサート。
『ア・ポワン』の店内にあるのは、演奏用ステージ。
その手前には左右にテーブルが置かれ、観客が食事やワインを楽しみながら聴くことができる。
ステージ上には、今日の演奏に使う白いグランド・ピアノ。
今日はワインを飲みながら、ピアノ演奏を楽しむ企画。
naonaoさんと交流のあるブロガーさんも何人も聴きに来られている。
綾さん、お台場のおじ様、nekonekoさん、NORIさん、ハバネロ将軍さん、ひろりんさん、リリーさん、りりかさん、そして私。
田畑さん(左)と山内さん(右)のご挨拶で演奏会が始まる。
オープニングの曲は、エルガーの威風堂々。
連弾では、ピアノに向かって右の演奏者がプリモ、左の演奏者がセコンド。
高音部をプリモが、低音部をセコンドが、そしてペダルはセコンドが担当する。
プリモは山内さん、セコンドは田畑さん。
後半には、各奏者のソロ演奏。
田畑さんの最初の曲は、「千本桜feat.初音ミク」。
続いて、田畑さんが作曲された二曲。
「風の残したもの」は映画音楽。
「鴇色」は朱鷺の淡い色をイメージした曲。
続いて、山内さんのソロ演奏。
ソロのあとは再び連弾で、締めはガーシュウィンのラプソディー・イン・ブルー。
アンコールにも応えていただき、ウエストサイドストーリーから、アメリカ。
演奏会が終わったあとは、naonaoさんを囲んでの打ち上げ。
参加者はnaonaoさんと、綾さん、お台場のおじ様、nekonekoさん、NORIさん、ハバネロ将軍さん、りりかさん、そして私。
場所は神楽坂に面したスペイン料理のお店、『イリア・クエスタ』。
店内には、至る所にスペインの物品が飾られている。
乾杯のお供は、サラミとオリーブ。
オリーブの追加も。
カヴァとビールで乾杯。
8つのグラスはカメラに収まりきらない。
ハモンセラーノとホワイトアスパラガス。
白ワインはボトルで注文。
スペイン北部アラゴン州のカラタユドで造られる、ミエデス、ヴィウラ、2015年
ぶどうはヴィウラ100%。
ヴィウラは、一般的にはマカベオと呼ばれているぶどう。
ボトル1本を8つのグラスに注ぎ分ける。
再び白ワインで乾杯。
nekonekoさんとNORIさん以外の皆さんとは、今回が初めまして。
でもブログでお付き合いがあるので、すぐに打ち解けて話が弾むのがブログ仲間の素晴らしいところ。
ホタルイカのアヒージョ。
何故かホタルイカを見ると、ノムリエさんを思い出す。
海老のアヒージョ。
残ったオリーブオイルをパンに浸み込ませて食べると美味い。
赤ワインは、ナヴァーラ州のボデガス・ゼゼンが造る、ゼゼン、ティント、2014年。
ナヴァーラ州は、バスク州に隣接する北部の自治州。
ゼゼンとは、バスク語で牡牛のことなのだそうだ。
それでエチケットの絵の意味がわかる。
思った以上に果実味があり、ボディが強くて美味い。
セパージュは、テンプラニーリョ60%、ガルナッチャ30%、メルロー10%で、ぶどう栽培はビオディナミ。
蛸のパエリア。
パエリアを食べると、スパニッシュに来たことを実感する。
海老とムール貝のパエリア。
最近はショートパスタで作るパエリアが人気のようだが、私はやはり米の方が好きだ。
続いて抜栓した赤ワインは、カスティーリャ・イ・レオン州のトロでボデガス・コヴィトロが造る、マルケス・デ・ラ・ヴィラ、ロブレ、2012年。
最近銘醸地として注目を集めているトロのワイン。
豊かな果実味に、ビターチョコレートや完熟したプラムのニュアンス。
さすがトロのワイン、まだ熟成のポテンシャルを持つ素晴らしいボディだ。
ぶどうはティンタ・デ・トロ、つまりテンプラニーリョが100%用いられている。
素晴らしいピアノの生演奏に癒され、美味しいスペイン料理とワインを楽しんだ一日となりました。
naonaoさん、そして同席させていただいたブロガーの皆様、素敵な時間をありがとうございました!