今夜は彼女と何時ものフレンチ、ブラッセリー ポール・ボキューズ銀座 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

IMG_20170510_214311.jpg

銀座の何時ものフレンチ、『ブラッセリー ポール・ボキューズ』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。

今夜は赤ワインも、アラン・ブリュモン。

シャトー・ラロッシュ・ブリュモン、グランジ、2009年。

白も赤もヴィンテージは2009年。

 

IMG_20170510_214337.jpg

マディランの皇帝、アラン・ブリュモンらしく、濃く強い。

それでもタナ100%のシャトー・モンテュス、キュヴェ・プレステージに較べると、柔らかくエレガント。

比率は不明だが、タナにカベルネ・フランが入っている。

この赤も、白と同じくアルコール度数は14.5%と高い。

 

IMG_20170510_200413.jpg

肉料理は、ローズマリー薫る鶏腿肉のコンフィ、粒マスタードソース。

大きさを見ると、ひな鳥の腿肉。

 

IMG_20170510_200430.jpg

ローズマリーの香りが素晴らしい。

柔らかくプリプリの身がジューシーで美味い。

味がしっかりしているので、強い赤ワインでも大丈夫。

 

IMG_20170510_214433.jpg

ディジェスティフは、バーディネのキルシュ(サクランボ)のリキュール。

バーディネはフランス、ボルドー北部にある歴史あるリキュール・メーカー。

 

IMG_20170510_214501.jpg

キルシュのリキュールは、ヨーロッパではよく飲まれる食後酒。

ドイツでもキルシュ・ヴァッサーが有名。

私は好きだが彼女は苦手なので、私が二杯飲むことになる。

アルコール度数は40%で、消化促進効果があると言われている。

 

IMG_20170510_203538.jpg

デセールは、アメリカンチェリーのコンポート、バニラアイスクリーム添え。

 

IMG_20170510_203554.jpg

キルシュのリキュールとチェリーのコンポートの共演。

なかなか気が利いていて面白い。

 

IMG_20170510_205423.jpg

「今夜の木下シェフのお料理も美味しかったわね。あとでお礼を言わなくちゃ」と彼女。

「君から美味しかったと言われると、木下さんも喜んでくれると思うよ」

「え、貴方が言った方が木下さんは嬉しいと思うわ」

 

IMG_20170510_205513.jpg

大友ソムリエにお礼を言って席を立つ。

エントランスに出ると山辺支配人が見送ってくれるが、今夜は木下シェフには会えなかった。

思わず二人で目を合わせ、微笑んでしまう。

 

IMG_20170510_212035.jpg

マロニエゲート1を出ると、中央通り方面にのんびり歩く。

お隣の旧プランタン銀座、今のマロニエゲート2では、大量の切り花が到着していた。

 

IMG_20170510_212029.jpg

どの花も美しく、これだけ量が揃っているととても華やかだ。

 

IMG_20170510_212046.jpg

これらの花々が、明日の店頭を飾るのだろう。

 

IMG_20170510_212133.jpg

マックス・マーラのウインドウのディスプレイは、再びモノトーン調に替わっている。

 

IMG_20170510_214706.jpg

デビアスの前に来ると、今夜も飲み過ぎかと思ってしまう。

 

IMG_20170510_214729.jpg

カルティエもブルガリも美しく輝く。

日中は暑くなっても夜になると気温が下がるので、銀座散策も気持ちが良い。

 

IMG_20170510_214806.jpg

ルイ・ヴィトンのディスプレイは本当に良く替わる。

今度は、フィンセント・ファン・ゴッホ。

この絵が動くので、目を惹く。

現代アートの巨匠、ジェフ・クーンズとのコラボ商品、「マスターズ」の展示なのだ。

 

IMG_20170510_214828.jpg

サフランさんがお好きなショーメと、彼女が好きなヴァン・クリーフ&アーペルが並んでいるとは面白い。

ヴァンクリはGINZA SIXにも大きな路面店ができている。

 

IMG_20170510_214852.jpg

夜も遅くなり通行人は減ったが、車の量はまだ多い。

彼女と過ごす銀座の夜は素敵に更けて行きました。