今日は彼女と川越散歩、いちのや川越本店(鰻)& 蔵造りの町 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

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彼女が美味しい芋菓子を食べたいというので、川越訪問を企画した。

「何故川越なの?」と彼女。

「サツマイモの事を、”栗より美味い十三里”と言うでしょ。九里(栗)と四里(より)を足すと十三里で、丁度江戸から川越までの距離なんだ。つまり、川越は昔から美味しいサツマイモの産地なんだよ」と解説。

川越で、まず向かった先は、鰻の名店、『いちのや本店』。

 

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正面から見ると、この古い家屋だけがお店だと思ったが、入り口は裏手だというので回り込むと、何棟も連なる大きなお店。

駐車場も広々としている。

 

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開店と同時に入店したので、個室を確保。

広い個室を二人で占有して昼食を楽しむことができるとは、今日は運が良い。

 

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メニューの絵が可愛い。

ここは、天保3年(1832年)創業の老舗。

 

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飲み物は、プレミアム・モルツの黒生。

苦み走った黒が美味い。

 

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ビールの肴は、骨せんべい。

「美味しい。カルシウム補給もできるわね」と、私がスマホのカメラを立ち上げている間にもポリポリと食べてしまう。

 

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特上うな重を注文。

良い器を使っている。

 

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鰻の身がふわふわで口の中で溶けてしまいそう。

鰻の旨味が詰まった上物。

お店を出るときには、テーブル待ちの長い列。

早い時間に来てよかった。

 

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『いちのや本店』を出ると、連雀町を右折し中央通りに入る。

川越熊野神社の横には、道灌の山車が展示されている。

 

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仲町交差点を過ぎると、本格的な蔵造りの町並みが始まる。

交差点手前の角の豆菓子屋さんは、私のお気に入り。

 

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『菓匠右門』。

まずは、ここの芋菓子を食べることにする。

逆光で色が飛んでしまった。

 

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店頭では、美味しそうな芋菓子、”いも恋”が蒸篭で蒸かされている。

 

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熱々の”いも恋”は、手に持つとずっしりと重い。

 

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中には、大きなサツマイモの塊がそのまま入っていて美味い。

鰻を食べたばかりなので、お腹に堪えるヴォリューム。

 

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こちらは、有名な『亀屋』。

天明3年(1783年)創業の和菓子屋である。

 

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奥の洋館は、『埼玉りそな銀行』。

旧国立八十五銀行本店で、大正7年(1918年)の完成。

和洋の建築物のコントラストが面白い。

 

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『菓匠右門』のお隣には長い行列。

削り鰹節をたっぷり乗せた焼きおにぎりで有名な、『中市本店』。

鰹節を中心とした乾物を扱うお店で、創業は江戸末期、当初は鮮魚店だったそうだ。

 

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ここは、『手作り箸工房 きっちん遊膳』。

手作りの箸の専門店。

無料で名入れをしてくれる。

 

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箸の品揃えが素晴らしい。

あまりに種類が多すぎて、何を選べばよいのか困ってしまう。

 

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店の奥には、素敵な和の器が並ぶ。

 

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店頭に飾られた箸置きは、海外へのお土産にも使えそうだ。

 

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陶器店の脇には、人力車。

蔵造りの街並みを人力車が走り抜けていくのは、なんとも情緒がある。

 

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『時の鐘』。

「何を撮っているの」と彼女。

「うん? 時の鐘」と私。

「着物姿の若い娘を撮影しているのかと思った」

「・・・」

 

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大学生の時に来たときは、『時の鐘』はもっと煤けていたように思う。

今は人気の観光地のシンボルとして光り輝いている。

 

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お隣には、最初に”いも恋”を食べた『菓匠右門』の支店がある。

ここで食べるべきは、”むらさき芋ソフトクリーム”。

 

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『時の鐘』をバックに、写真撮影。

彼女は呆れて、さっさとお店の中に入ってしまい食べ始めている。

 

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「う~ん、おいしそう」と、私。

「早く食べないと溶けてしまうわよ」と、彼女。

先に食べ終えた彼女に、ウエットティッシュをさっと差し出す。

「ありがとう」と微笑む。

機嫌が直ったようだ。

 

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続いて菓子屋横丁を散策し、干し芋を購入。

 

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ここは酒屋さん。

買いたいものがあるので立ち寄りたいが、荷物が重くなるためもう一か所芋菓子屋に寄ってから買うことにする。

 

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芋菓子を食べに寄ったのは、『翠扇亭』。

食べたかったのは、”芋太郎”。

砂糖も使わず芋だけで作られた焼き芋おにぎり。

自然な甘さが嬉しいが、お腹がいっぱいになってしまう。

 

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そして酒屋に戻り、コエド・ビールを購入。

本当は飲みたいのだが、鰻のあとに芋菓子ばかり食べているのでお腹が空かない。

夕ご飯の店も予約しているので、ビールは我慢。

川越で彼女と過ごす楽しい一日の続きは、また明日。