彼女と素敵にフレンチ・ディナー、ラ・トルチュ、広尾 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

IMG_20170407_215534.jpg

広尾の吉野建さんのお店、『ラ・トルチュ』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。

白ワインを飲み干すと、抜栓しておいた赤を飲むことにする。

このお店で前回はブルゴーニュを飲んだので、今夜はボルドーを選択。

オー・メドック、シャトー・シサック、2012年。

 

IMG_20170407_215557.jpg

オー・メドックのクリュ・ブルジョワの中で、最も評価の高いシャトーである。

テイスティングをした時はタンニンが強くとても硬かったが、早めにグラスに注いでおいたので、徐々に開いてきた。

カベルネ比率が高い典型的なメドック・タイプの美味しいワイン。

セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン75%、メルロー20%、プティ・ヴェルド5%で、ヴィンテージによる変動はない。

 

IMG_20170407_215634.jpg

IMG_20170407_215710.jpg

コルクの長さは充分。

濡れ具合も香りも良い。

 

IMG_20170408_165247.jpg

ボトルの裏面を見て驚いたが、肩の部分に澱がべったり付いている。

カベルネソーヴィニヨン比率が高いだけあって、澱も大きな鱗状。

 

IMG_20170407_192012.jpg

メイン料理は、二人とも同じものを選んだ。

仔羊のロースト、パセリパン粉バターを仕上げに。

ラムは、オーストラリア産。

 

IMG_20170407_215744.jpg

付け合わせの野菜が素敵だ。

ホワイトアスパラガスに加え、これは蕗の薹。

 

IMG_20170407_192019.jpg

圧巻はこの肉の厚み。

5cmほどもあり、切り分けると中は真っ赤。

柔らかくジューシーでたまらない美味しさ。

 

IMG_20170407_195309.jpg

肉を食べ終えても赤ワインが残っているので、今夜のお薦めのフロマージュを出してもらう。

何時ものとおり、香りが強く臭いものを、とリクエスト。

 

IMG_20170407_195554.jpg

ブルーチーズは、黄色いブルーで有名なシュロップシャーブルー。

次は香りの強いセミハードタイプだが、名前を失念。

もうひとつは、熟成の進んだカマンベール。

 

IMG_20170407_201850.jpg

彼女が頼んだデセールは、本日のデセールということで名前を聞いたが、忘れた。

チョコレートムースのような感じ。

 

IMG_20170407_201905.jpg

私は、大好きなババ・オ・ラム。

甘いラムの香りが素晴らしい。

 

IMG_20170407_202507.jpg

強くトーストされたコーヒーが美味い。

 

IMG_20170407_215917.jpg

ミニャルディーズをつまみながら、猪口シェフとおしゃべり。

今夜の食事の礼を述べ、店をあとにする。

 

IMG_20170407_205322.jpg

店を出ると、外苑西通りを西麻布方向に散策。

しばらく歩くと、彼女の足が止まった。

「ね、このお店美味しそう」と言って、私の顔を見る。

お店の名前は、『ブレッド & タパス サワムラ』。

「え、まだデザートを食べるの?」と私。

 

IMG_20170407_211411.jpg

ここで更に食べることは断固拒否。

代わりにケーキ二個を買い、彼女にプレゼント。

 

IMG_20170407_220018.jpg

西麻布交差点を右折し、六本木ヒルズに至る。

 

IMG_20170407_212455.jpg

66プラザを抜け、イベント・エリアに下る。

何のイベントをやっているのだろう。

 

IMG_20170407_212559.jpg

既に営業を終了していて中には入れないが、外から覗くと、「Sakenomy @CRAFT SAKE WEEK」なのだそうだ。

 

IMG_20170407_212528.jpg

毛利庭園の桜はまさに満開。

照明が当てられた夜桜が美しい。

 

IMG_20170407_212715.jpg

池に映った桜が、幻想的。

でも、サフランさんが撮影した写真の方が綺麗。

 

IMG_20170407_212835.jpg

「とても綺麗。来てよかったわね」

「本当に綺麗だね。君もだよ」

 

IMG_20170407_212916.jpg

桜越しに東京タワーが小さく見える。

この写真も、サフランさんの撮影では東京タワーがはっきり映っていた。

被写界深度を深くして撮りたいところだが、スマホの限界。

 

IMG_20170407_213023.jpg

桜坂の上から、更に東京タワーを撮影。

広尾、六本木で彼女と過ごす夜は、素敵に更けていきました。