今夜は彼女と素敵に、オーベルジュ・ド・リル東京、六本木 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

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今夜は彼女と六本木のフレンチで待ち合わせ。
待ち合わせ場所は、『オーベルジュ・ド・リル東京』。
二人が好きな、白亜の荘厳な一軒家レストラン。
フランス、アルザス地方の小さな村イローゼンにある、1967年以来三ツ星を維持し続けるレストラン、『オーベルジュ・ド・リル』の東京店。
 
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何時もの通り私が先に到着し、彼女を待つ。
彼女は、ここが『ザ・ジョージアン・クラブ』だった時によく訪れていたので、一人でも来ることができるのだ。
 
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ここに来るのは、半年ぶり。
壁に掛かった大きな肖像画や天井から吊り下げられたシャンデリアを眺めながら、彼女を待つ。
 
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お店のスタッフが、彼女の到着を告げてくれる。
席を立ち、メイン・ダイニングの入り口から階段を優雅に下りてくる彼女を迎える。
彼女の脚のラインは、何時見ても美しい。
 
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テーブルの上には、今夜のメニュー。
この表紙の絵は、『オーベルジュ・ド・リル』の初代オーナーシェフ、ポール・エーベルラン氏の作品。
現在のオーナーシェフは、二代目のマルク・エーベルラン氏。
 
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メニューを開くと、特別メニューと書かれている。
今夜の料理への期待が膨らむ。
 
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ヴーヴ・アンバルのクレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ミレジム、2014年。
1898年創業の、ブルゴーニュを代表するクレマン専業メゾン。
高品質のクレマン造りで定評があり、ブルゴーニュ全体のクレマンの40%のシェアーを持つ。
 
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シャンパーニュ方式で造られた、キレの良い辛口。
私たちにとっては、定番のスパークリングである。
 
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アミューズ・ブーシュは、ホワイトアスパラガスのブランマンジェ、キャビア添え。
ホワイトアスパラガスは、ロワール産。
 
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お腹が空いているので、酔わないようにパンも早めに食べる。
外はパリパリ、中はしっとりの理想的な仕上がり。
 
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白ワインは、『オーベルジュ・ド・リル』があるアルザス地方のトリンバック。
トリンバック、ミュスカ・レゼルヴ、プール・ヒラマツ、2011年。
アルザスの名門、トリンバックが『ひらまつ』のために造る特別なキュヴェ。
 
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ミュスカの甘い香り。
口に含むと、ふくよかな果実味を持ちながら、引き締まった辛口。
フランスのミュスカの中で、AOCアルザスのミュスカは唯一辛口に仕上げられている。
 
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前菜は、フォアグラのポアレ、林檎のコンポート、サフランの香り、ソース・シードル。
 
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フォアグラは口の中で溶けてしまう美味しさ。
脂の強いフォアグラに、酸味がある林檎のコンポートと林檎で造られたシードルのソース。
フォアグラの脂が苦手な彼女も、この組み合わせには満足。
六本木の一軒家フレンチ、『オーベルジュ・ド・リル東京』で彼女と過ごす素敵な夜は続きます。