自然派ワインのラ・カーブ・イデアル、神楽坂 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

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神楽坂の『トラットリア・ラ・タルタルギーナ』で食事をしての帰り道。
早稲田通り(神楽坂)を飯田橋に向かって下っていると、趣のあるワインショップを見つけた。
「ここ、何だろう」と言うと、「入ってみましょうよ」と彼女はさっさと店の中に。
 
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聞いてみると、フランス、ラングドックの自然派ワインの輸入会社のお店で、ワインを飲みながら食事もできるとのこと。
彼女は、「今度来ますので、予約をお願いします」と言って、私の顔を見る。
そして予約日に、『ラ・カーブ・イデアル』を訪問。
 
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店内には、個人名が記入された付箋が貼られたボトルが並んでいる。
客が購入したワインを預かり、飲み頃になったら教えてくれるサービスなのだそうだ。
今夜は、ワインも料理もお店のお任せでお願いしている。
 
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最初のワインは、ドメーヌ・ラ・クロワ・ベルのカリニョール・ブラン。
ラングドック地方で200年以上に渡りぶどうを作り続ける、家族経営のドメーヌ。
このカリニョール・シリーズはスタンダード・ラインで、他にグレープ・バラエティ、シャンプ、No.7sのシリーズがある。
最上級のNo.7sは、ラングドックの7種類のぶどうを用いている。
 
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最初は温度が低かったので果実味が薄く感じられたが、温度が上がるにつれて豊かな果実香と果実味が現れた。
セパージュは、シャルドネ50%、ソーヴィニヨン・ブラン50%。
 
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白ワインに合わせる料理は、コンビーフのカナッペ。
お腹が空いていたので、たっぷりの量が嬉しい。
 
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続いて、ドメーヌ・ラ・クロワ・ベルのカリニョール・ロゼが抜栓される。
美しい色合いのロゼは、セニエ法で造られている。
ぶどうは、シラー50%、グルナッシュ50%。
色合いがとても綺麗だが、グラスを撮影忘れ。
 
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ロゼに合わせる料理は、季節野菜のスープ仕立て。
野菜の甘みたっぷりのコンソメスープが美味い。
 
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ワインをどんどん飲んでいるので、パンもお腹に入れておく。
カリッと焼かれたバゲットが美味い。
 
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赤ワインは、ドメーヌ・ラ・クロワ・ベルのカリニョール・ルージュ。
ドメーヌは世代交代の真っ最中とのことで、この店のオーナーは味が変わるのではと心配している。
毎年ドメーヌを訪問し、ワインの出来を調べ、輸入量を決めているのだそうだ。
上級ワインも飲みたいと思ったが、今まさに船に載せて日本に向かっている最中とのことで、在庫は1本も無し。
人気で、輸入してもすぐに完売となるのだそうだ。
 
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豊かな果実味。
カシスやフランボワーズの香りにスパイシーなハーブも感じる。
これはスタンダード・ラインとは思えない素晴らしい仕上がりだ。
ぶどうは、シラー、カリニャン、メルロー。
 
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赤に合わせる料理は、スペインの赤豚のソテー。
純血デュロック種の豚で、幻の豚と呼ばれている。
 
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ほんのりピンクの肉がジューシーで美味しく、脂身も甘い。
今まで日本の銘柄豚も、イベリコ豚もマンガリッツァ豚もいっぱい食べたが、ひょっとしてこの豚が一番美味しいかもしれない。
今夜はワイン輸入店での食事という、面白い経験だった。
オーナーにお礼を述べ、店をあとにする。
 
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神楽坂を飯田橋方面に下る。
「あ、カフェがある。ここでデザートを食べましょうよ」と彼女。
やはりデザート無しでは彼女の食事は終わらないようだ。
『カフェ・キャプテン』に入り、ケーキを選ぶ。
 
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私はアップルパイ。
彼女はモンブラン。
「美味しい。モンブラン、大好き」と彼女。
「そうだったね。銀座で一番美味しいモンブランをまだ食べに行ってなかったね」と私。
「行きたい、連れてって」と彼女。
彼女と過ごす神楽坂の夜は、素敵に更けていきました。