今夜は彼女とお洒落なフレンチ、& エクレ、南青山 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

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今夜は表参道で彼女と待ち合わせ。
青山通りから南青山側に一本入った道沿いに、とても綺麗な一角がある。
 
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イルミネーションに吸い込まれるように路地に入ると、そこには高級ブティックが左右に並ぶ石畳の路が現れる。
 
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石畳の路を突き当りまで進み、右に曲がると、コンクリーとの打ちっ放しのビルに、更に高級ブティックが並ぶ。
その一番奥の二階に、今夜の目的の店がある。
 
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向かった先はお洒落なフレンチ、『& エクレ』。
ここは、『マンダリンオリエンタル東京』の『シグネチャー』の料理長としてミシュラン一つ星を獲得し、退任まで7年間維持し続けたオリヴィエ・ロドリゲス氏のお店なのだ。
 
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開店と同時に入店したので、他に客は居ない。
広い店内には、今夜の客を迎えるセッティングがされている。
 
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部屋全体を見渡せる、角のテーブルが私達のために用意されていた。
 
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乾杯のスパークリングは、お店から。
スペイン、ペネデス地方のモンマルサルが造る、パラウ、カヴァ、ブリュット。
活き活きとした果実味を持つ、キレの良いスパークリング。
サクラ・アワードの金賞を受賞している。
シャンパーニュ製法で造られ、ぶどうはチャレッロ40%、マカベオ30%、バレリャーダ20%、シャルドネ10%。
 
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スパークリングのお供は、フォアグラ・ボンボンと季節のクレープ。
ボンボンの下には砕いたピスタチオが敷かれている。
アクセントになっているルビーの粒は、柘榴の実。
ピスタチオと柘榴を見ると、テヘランを思い出す。
 
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熱々のバゲットが届いた。
このパン皿はとても良い。
エクストラ・ヴァージン・オリーブオイルを入れる窪みが付いている。
オリヴィエさんが探し出してきたものだそうだ。
 
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前菜は、カリフラワーのムース & 北海蛸とケッパー with パセリクーリ。
蛸の脚は生で、頭は軽く茹でて出されている。
蛸は柔らかく、旨味が強い。
カリフラワーのムースの中には、蛸の吸盤とブロッコリーが入っている。
 
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白ワインをグラスでお願いする。
ぶどうは、彼女が好きなソーヴィニヨン・ブランを選択。
フランス、ラングドック地方のドメーヌ・バサックが造る、バサック・アルモニア・ブラン、2015年。
甘くフレッシュなフルーツ香、綺麗な酸と熟成感を持つ辛口。
ぶどうはビオロジックで栽培されている。
 
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二皿目の前菜はこのお店の名物料理、クーリシャス。
雑穀と緑米 & 海老とエスプレットチリ with ブロッコリークーリ。
ブロッコリークーリとコラボしている米は、静岡産の緑米。
海老がチリのピリ辛で美味い。
 
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「このお店、ちょっとしたところに可愛い装飾がされているわね」と彼女。
彼女の目線をたどると、壁の高い位置に花の飾り。
南青山のオリヴィエ・ロドリゲスさんのお店、『& エクレ』で彼女と過ごす素敵な夜は続きます。