神楽坂のお気に入りの南イタリア料理のお店、『トラットリア・ラ・タルタルギーナ』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。
お店の濱崎オーナー・シェフが料理の研鑽を積んだのは、プーリア。
そこで濱崎さんに敬意を表し、今夜はプーリアのワインを選択。
タウリーノが造る、ノタルパナーロ、ネグロ・アマーロ、サレント、ロッソ、2007年。
タウリーノは、プーリアを代表する造り手のひとつ。
単一畑、ノタルパナーロのぶどうを用いて造られたワイン。
一般的なネグロ・アマーロのワインよりも、酸があって洗練されたボディ。
バランスが良く旨いが、アルコール度数は14.5%もある。
赤ワインに合わせ、今夜は肉料理を二品選択。
一皿目はプーリア名物、オリヴィアポークとモッツアレラチーズのボンベッテ。
オリヴィアポークは、オリーブの搾りかすを飼料に混ぜ与えることで柔らかく臭みの少ない肉質に仕上げた千葉県の銘柄豚。
ポークにモッツァレラチーズを挟んで俵状に巻き、オーヴンで焼き上げるプーリア地方の郷土料理。
これは美味い。
牛肉料理用にライヨール(またはラギオール)のナイフが出される。
ちゃんと蜂が付いている。
肉料理二皿目は、牛肉のスカロッピーナとポルチーニ茸。
仔牛肉を薄切りにして小麦粉を付け、ソテーした料理。
ポルチーニ茸の香りが素晴らしい。
大きな肉を二枚焼いてくれたので、二人に取り分けても充分な大きさ。
薄切り肉と言いながら、厚肉のステーキのヴォリュームがある。
私のドルチェは、トルタ・ディ・ノッキオーラ、ヘーゼルナッツのケーキ。
ケーキの周りに散りばめられた柘榴が面白い。
彼女のドルチェは、トルタ・カプレーゼ、カプリ島発祥のチョコレートケーキ。
それに無花果のジェラートを加えてもらった。
飲み物は、今夜はカフェ・アメリカーノ。
でも、イタリアン・ローストで強烈に濃く美味い。
いっぱいになったお腹を抱え、神楽坂を飯田橋方面に散策。
毘沙門天の提灯が明るく輝いている。
「今夜も美味しかった。ありがとう」という彼女の身体に手を回し、引き寄せる。
「亀さん、本当に美味しくて寛げるので好きよ」と彼女。
『タルタルギーナ』なので、お店を「亀さん」と呼ぶ彼女が可愛い。
そうだ、次回は食事前に、のり奴姐さんに教えていただいた『亀井堂』にクリームパンを買いにいくことにしよう。
神楽坂の隠れ家イタリアンで彼女と過ごした楽しい夜は、素敵に更けていきました。










