今日は彼女と恵比寿駅で待ち合わせ。
車に乗り、代官山の西郷山公園の前で降りる。
旧山手通りを渡って向かった先は、『マダム・トキ』。
『マダム・トキ』は1972年創業のフレンチの老舗。
素敵な一軒家レストランである。
門の横には、今日のメニューが張り出されている。
門をくぐり、レストランのドアへ向かう。
「ここ大好き。ありがとう、嬉しいわ」
「僕も君とまたここに来られて、幸せだよ」
彼女のために、オークのドアを開ける。
「お待ちしておりました」と、一ノ瀬支配人が出迎えてくれる。
今日もメインダイニングルームは、静かで優しい雰囲気を漂わせている。
この部屋の落ち着いた佇まいが好きだ。
派手さは無く、それでいて随所に美しい細工が施されている。
天井の桟には彫刻された天使が舞っている。
テーブルには、頼んでおいたコース料理に合わせた銀のカトラリーがセットされている。
ナプキンを取ると、飾り皿にも『マダム・トキ』の名前が彫られている。
テーブルに着くと、グラス・シャンパーニュで乾杯。
ポル・ロジェ、ブリュット・レゼルヴ。
他にグラン・クリュのグラスもあったが、昨年のクリスマス・パーティでポル・ロジェのオーナーとお会いしたよしみで、これを選んだ。
ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエが1/3ずつのバランスのとれたブリュット。
シャンパーニュには、アミューズ・ブーシュ。
白ワインは、ボトルで選ぶ。
ソムリエが素晴らしいワインを推薦してくれた。
シャトー・デュ・コワン、ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ、シュール・リー、ヴィエイユ・ヴィーニュ、”コント・ド・サン・ユベール”、2009年。
シャトー・デュ・コワンは1421年創業で、由緒ある貴族の家柄。
セーヴル川とメーヌ川が交わる場所、まさにコワン(コーナー、角)にシャトーを構える、ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ最上級の造り手である。
透明感のある黄金色。
滑らかで重みのある口当たり。
ミネラル感に富み、シュール・リーと樽熟による複雑でこくのあるボディ。
ローヌのミュスカデのレベルを超える素晴らしいワインである。
ぶどうは樹齢90年で、有機減農薬栽培されている。
ニューカレドニア産”天使の海老”とゆずの香るトマトのクリスタルジュレ、温泉卵を添えて。
温泉卵の下には、トマトのクリスタルジュレ。
その下には、”天使の海老”のタルタルが隠されている。
ここでは、寛いで美味しい時間を堪能することができる。
彼女もとっても嬉しそうだ。
代官山の『マダム・トキ』で彼女と過ごす素敵なランチの続きは、また明日。














