今夜は彼女と神楽坂駅で待ち合わせ。
今夜のお店は二人とも初めてなので、どんな料理とワインに出会えるか楽しみ。
住宅街の中にひっそりと佇むこのお店は、まさに大人の隠れ家と言った雰囲気。
お店の名前は、『トラットリア・ラ・タルタルギーナ』。
プーリアで修業を重ねた濱崎泰輔氏がオーナーシェフを務める、南イタリア料理のお店である。
カウンターに7席、奥に6名用ほどの半個室。
地下にも12名が入れる大きめの部屋がある。
開店まもなく入店したが、30分後には1階も地階も満席となってしまった。
私達の席は、カウンター。
カウンターのすぐ先では、濱崎シェフが腕を振るう。
目の前はタイル張りで、南イタリアの素敵な陶板が飾られている。
彼女は書かれている詩を読んでいるが、「方言が幾つか入っているので理解できない部分がある」という。
イタリア語が統一されたのは古いことではなく、今もイタリアには多くの方言が存在しており、ワインの名前にも標準イタリア語には無い単語が多い。
セコンド・シェフでワイン管理も担当する熊谷さんとワインの相談。
お薦めのスプマンテがあるというので、早速抜栓。
ロンバルディア州の、ラ・モンティーナ、フランチャコルタ、エクストラ・ブリュット。
細かで勢いのある泡立ち。
濃い黄金色。
口に含むと、重厚な果実味と熟成感。
瓶内熟成期間は30か月、セパージュはシャルドネ95%、ピノ・ネロ5%。
前菜は盛り合わせでお願いする。
これで一人分、結構なヴォリューム。
プロシュートも水牛のモッツァレラもとても美味。
自家製トロッコリの、赤海老、チェリートマト、バジリコ。
トロッコリは太目のパスタ。
卵を使わずに小麦粉と水だけで練りあげたお店自慢の麺なのだそうだ。
赤海老はかなり大きい。
頭も入っていて、中身をバリバリ食べることができる。
麺はモチモチでとても美味い。
「美味しい。この麵はカラスのパスタフレスカにも負けないわね」と彼女。
麺がしっかりしているので、見た目以上にヴォリュームがある。
焦がし小麦粉を使った自家製パンを注文し、海老のソースを掬って食べる。
パンは熱々で旨い。
神楽坂の隠れ家イタリアン、『トラットリア・ラ・タルタルギーナ』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。









