汐留の『パークホテル東京』で彼女と過ごす楽しい一日の続き。
飲んでいるシャンパーニュは、ドラピエ、ブリュット・ナチュレ、ブラン・ド・ノワール、ゼロ・ドサージュ。
有機栽培のピノ・ノワール100%で、しかもノン・ドサで造られたシャンパーニュが美味い。
シャンパーニュのお供を、丸ビルの明治屋で仕入れてきた。
スモークサーモン、プロシュート、そしてミニ・クロワッサン。
ついでに、COCORICO DELIでサラダも購入。
健康志向のキヌア・サラダ。
鶏カツとペンネ・ジェノヴェーゼのサラダ。
これは結構ヴォリュームがある。
シャンパーニュを飲み干すと、赤ワインを抜栓。
フレデリック・マニャンのジュヴレ・シャンベルタン、シャン・シェニ、2013年。
シャン・シェニの畑はわずか0.15haの単一区画で、西側のシャルム・シャンベルタン、南側のマゾワイエール・シャンベルタンの畑に隣接している。
ぶどうはビオディナミで栽培され、樹齢は1/3が86年、残りが36年と古い。
熟成はオーク樽で、15ヶ月間。
年産わずか480本というレア物である。
私も彼女もフレデリックとは一度お会いし、色々話したことがある。
元々彼のワインは好みだったが、とても魅力的な人物だったので、増々彼のワインが好きになった。
コルクの状態はとても良い。
コルクには、トレードマークもワイン名も刻印されている。
しっかりしたボディと複雑なストラクチャーを持つ素晴らしいワインだったが、事もあろうに、グラスに注いだところを撮影忘れ。
ホテルのルームサービスで、温かい料理も注文。
ここのフライドチキンはとても美味しいのだ。
そして、フライドポテトがいっぱい付いてくるのも楽しい。
食後の赤ワインのお供は、フロマージュ。
ブリーとパルミジャーノ・レッジャーノ。
ブリーはまだちょっと若い感じ。
パルミジャーノは24か月熟成なので、アミノ酸のジャリジャリ感が出始めていて美味い。
デザートの時間。
彼女とシティセンターの『バビーズ』で待ち合わせて買った、パイ。
『バビーズ』は、ステーキとハンバーガーが美味しいお店だが、元々はニューヨークのパイ屋さんなのだ。
アップルパイ、キャラメル・パンプキンパイ、モカ・バナナパイ。
「君が食べたいパイを選んで」と私。
「全部食べたい。半分に切って」と彼女。
キャラメル・パンプキンパイには、キャラメルと生クリームが別に付いている。
たっぷり掛けて食べると、う~ん美味。
コーヒーはポットで持ってきてもらう。
熱々のコーヒーが満杯の胃を癒してくれる。
今夜のシャンパーニュもジュヴレ・シャンベルタンも素晴らしかった。
どちらもピノ・ノワールという組み合わせも楽しい。
「今夜のワインもどちらも美味しかった。貴方は本当に私の好みが良くわかってるから・・・」と彼女。
声に出さなかった部分は、唇の動きを見れば幸せを運んでくれる。
夜も更けたが、東京タワーは明るく輝いている。
東京タワーを見ると、不思議なことに心が安らぐ。
一夜明け、カーテンを引き開ける。
空は曇っているが空気は澄んでいて、昨日の午後より眺望が効く。
撮影の倍率を上げてみると、豊洲新市場が昨日よりはっきりと見える。
今日も良い日となりそうだ。
さて、朝食をとりにロビーフロアーに下りるとしよう。
汐留の『パークホテル東京』で彼女と過ごす、素敵な一日でした。