
茅場町のジビエ専門店、『ニコ・チェルシー』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。
シャンパーニュ、ボルドーの白と飲んだ後は、ローヌの赤を抜栓。
ドメーヌ・マキシム・ショメルが造る、クローズ・エルミタージュ、2011年。
マキシム・ショメルは1600年代から北ローヌで続く家系だが、ドメーヌ設立は1984年と新しい。
所有する11haの畑の内、10haにはシラーが植えられ、その9割は花崗岩土壌の丘の斜面にある。

ぶどうの樹齢は30年~55年で、中には80年を超えるものもあるそうだ。
熟成には6年~8年使用樽を用い、熟成期間は丘の斜面のぶどうで12~18ヶ月、丘の麓のぶどうで10ヶ月。
まず感じるのは強いタンニンとミネラル。
骨格の強いボディを持ち、ストラクチャーも複雑。
ブラックベリーやプラムなどの黒い果実、黒胡椒、シナモン等のスパイスのニュアンスを持ち、北ローヌの上質のシラーの特徴を体現している。
ジビエ料理にも良く合い、今夜のワインの選択も正解。

このお店の人気メニュー、エゾ鹿もも肉のタルタル。
鹿の旨味がたっぷりと詰まり、ジビエ好きにはたまらない一品。

本日の自家製ソーセージ。
他のお客さんが食べているのを見て、彼女が「食べたい」と言うので注文。
今日のソーセージは、イノブタ。

本日の焼きジビエ。
左側がイノシシ。
そして右側がエゾ鹿。
レアで焼かれたエゾ鹿が赤ワインに合って美味い。

肉料理のあとは、シェフの賄いジビエパスタ。
今夜のパスタは、エゾ鹿のラグーソース。
美味そうだが、ヴォリューム満点。

二人に取り分けるのは私の役目。
フォークとスプーンを使い、片手で取り分ける。
手打ちの太麺にエゾ鹿のラグーソースが絡んでとても美味い。

お腹はいっぱいだが、食後のデザートは外せない。
彼女のデザートは、大人のリンゴ・タルト。

私のデザートは、ガトーショコラ。
濃厚チョコのずっしり感が素晴らしい。

今夜もよく食べ、よく飲んだ。
壁に飾られた鹿の頭に別れを告げ、いっぱいになったお腹を抱え、ほろ酔い気分で店を後にする。
「今夜も美味しかった~。ね、少し散歩しましょうよ」と彼女に言われ、嬉しくなる。
でも、その真意がわかったのは、コンビニを見つけた時。
結局、コンビニでレギュラー・コーヒーとハーゲンダッツ・アイスクリームを購入。
ジビエ料理を堪能した、彼女と過ごす楽しい茅場町の夜でした。