
ちょっと以前のこと、六本木ヒルズで彼女と待ち合わせ。
六本木ではミッドタウンに行くことが多く、ヒルズは久し振り。
メトロハットを出て下から見上げると、六本木ヒルズ森タワーが青空に聳え立っている。

66プラザから森タワー沿いに歩を進める。
右手に今日の目的のお店、『ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション』が現れる。
ここの席は長いカウンターになっているので、店の長さもとても長い。

ようやく店のエントランスに到着。
店の左側はショップで、右側にカウンターと、その向かい側にオープン・キッチンがある。
長いカウンターに座り、ソムリエやスタッフとお話ししながら『ジョエル・ロブション』の料理を楽しむことができるのだ。
”エミココさん”はここの常連客、長いカウンターを見渡し、”エミココさん”が居ないか確かめる。

カウンター席に腰を下ろし、今日の料理の説明を聞く。
彼女は、ここに来るのは久し振り。
「今日はどんな料理かとっても楽しみ」と嬉しそうな彼女を見ると、幸せを感じる。

キールで乾杯。
冷えたキールが空いたお腹に染み渡る。
どの料理を食べようかと、二人ともメニューに見入りしばし無言になる。
料理が決まれば、次はワイン。
ワインは二人でリストを見ながら検討を重ね、ソムリエに意見を求める。
レストランでの最初の儀式は、楽しい時間。

アミューズ・ブーシュが届く。
豚のリエット。
キールに良く合って美味い。

パンは三種類。
良い香りが食欲をそそる。
柔らかいパンはソースを掬うのに残しておき、硬いパンから食べることにする。

前菜は二人とも同じ料理を選択。
ヒラマサのタルタル、スパイシーなグアカモーレと共に。
ピリ辛なグアカモーレがアクセントとなって美味い。

このお店のイメージカラーは、赤。
水用のカップも赤。
頼んだのは、エビアンのスパークリング。
最近彼女は、コンガスを飲むようになった。
私は海外では安全のためにコンガスしか飲まないが、今では国内でも彼女に合わせてコンガス派となっている。
六本木ヒルズの『ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション』で彼女と過ごす楽しいひと時の続きは、また明日。