久し振りのタイ料理、可口飯店(コカレストラン)、上野 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

IMG_20160620_205326.jpg
上野の『可口飯店』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。

スパークリング・ワインのボトルをあっという間に飲み干したので、赤ワインを抜栓。

店長が私たちに用意してくれたワインは、チリのヴィーニャ・ファレルニアが造る、ドンナ・マリア、シラー、2013年。

ヴィーニャ・ファレルニアは、1951年にイタリアのトレンティーノから妻と7人の子供と共にチリに移住したアルド・オリビエ・グラモラが1998年に設立したワイナリー。

ワイナリーはチリ最北端の標高2,000mに達するエルキ・ヴァレーにあり、320haの自社畑と100haの契約畑のぶどうを用いてワインを生産している。

このワインは、ドンナ・マリア=マリア夫人という名のとおり、オリビエ・グラモラが妻マリアに捧げたものなのだ。

IMG_20160617_210427.jpg
色合いは、濃厚なガーネット。

ブラックチェリーやカシスの香り、熟れた黒果実、ダークチョコレートのニュアンスも。

円やかなタンニンを持つ、重厚なボディである。

標高2,000mの乾燥した気候を活かし、ぶどうの40%は遅摘みにし、半分乾燥した状態で収穫。

このため糖度が上がり、イタリア、ヴェネトのアマローネのような風味を生み出している。


IMG_20160617_185806.jpg
ここでトムヤムクンが届く。

美味いが飛び切りにホット。

トムヤンクンを食べるときは息を吸うとむせるので、息を止めるか、または吐きながら口に運ぶのがコツ。

IMG_20160617_210345.jpg
青菜の炒め物。

今夜は空芯菜ではなく、小松菜。

火事になっている口の中が落ち着く。

IMG_20160617_210324.jpg
メインは、鶏の炙り焼き、ガイヤーン。

柔らかで香ばしい鶏が美味い。

タイでは鶏料理がポピュラーで多彩なのが楽しい。

バンコクには30回以上行っているが、また行きたくなった。

IMG_20160617_210137.jpg
〆はパッタイ、米粉で作った太めの麺の焼きそば。

タイで食べるととても甘く、タイの人はその上に砂糖をまぶして食べる。

だからタイの薬味4点セットに砂糖が入っているのだ。

ここのパッタイは甘くないので、安心して食べることができる。

IMG_20160617_210159.jpg
デザートはアイスクリーム。

彼女が選んだのは、マンゴーアイス。





IMG_20160617_210222.jpg
私のは、カカオアイス。

タイ料理を食べた後は、あっさりと甘いアイスクリームが美味い。




IMG_20160617_211915.jpg
食後のコーヒーで寛ぐ。

店が『マンゴツリー・カフェ』になったら、また来ることにしよう。

店長の陶野さんと、スタッフの米澤さんにお礼を言って店を出る。



IMG_20160617_211227.jpg
アトレからエスカレーターで上野駅に降りると、すぐ横に『ハードロック・カフェ』がある。

世界中の『ハードロック・カフェ』を回りたいと思ったのは、随分昔の話。

色々な国や都市の名前が入ったここのTシャツやトレーナーが、クローゼットの奥にいっぱいあるはずだ。

IMG_20160617_204412.jpg
久し振りの上野なので、二人で周辺を歩いてみることにする。

彼女が急に立ち止まったので、「どうしたの?」と聞く。

「ね、これ食べようよ」

彼女が指さす方を見ると、そこは『ビアード・パパ』。

IMG_20160617_204719.jpg
明日はダイエット、と心に言い聞かせながら、クリームがいっぱい詰まったシューを食べる。

でも、美味しい。

彼女と過ごす、久し振りの上野の夜は楽しく更けていきました。