
USJの『フィネガンズ・バー&グリル』での遅めのランチの続き。
スパークリング・ワインが美味しくなく彼女があまり飲まないので、赤ワインを注文。
レッドウッド・クリーク、カリフォルニア、カベルネ・ソーヴィニヨン、2014年。
1890年設立のフライ・ブラザーズ・ワイナリーの製品。
このワイナリーは、今はE&J ガロの傘下に入っている。

バランスの良いミディアム・ボディのカベルネだ。
ユーゴスラビア産の大樽を用いて熟成させているので、ほのかな樽香も心地よい。
「これなら大丈夫」と彼女。
ほっとする反面、問題と思えることも。
置かれているワインがコスパワインなのに、店での価格が高いのだ。
ディズニーシーと較べてばかりで申し訳ないが、ディズニーシーの方が価格はずっと良心的である。

ローストビーフはこのレストランの名物料理。
肉厚もあり、焼き加減も良く美味い。
カベルネ・ソーヴィニヨンとの相性もバッチリ。

パンも赤ワインに良く合う。
この店の営業時間は15時までなのが気になっていたが、お店の方が「どうぞごゆっくり」と言ってくれたので、安心して食べることができる。

ワインを二本も飲んだので、食事に時間が掛かってしまった。
気が付くと時計は既に16時を回り、店内に他に客は居ない。
最後のワインを飲み干すと、店をあとにする。

向かった先は、ザ・フライング・ダイナソー。
人気のアトラクションだが、ワインを二本飲んだ直後に、下向きにぶら下がるジェットコースターが適しているのか否かは疑問。

幸いなことに、ザ・フライング・ダイナソーはとても混んでいて二時間待ち。
お陰でダイナソーに振り回される頃には、酔いもだいぶ醒めていた。
これは最高に楽しいアトラクションだ。

まだ行っていないアトラクションの名前を挙げてみたが、彼女はもう一度ハリー・ポッターに行きたいと、どんどん歩を進める。
ホグワーツ城に向かう林道の脇には、ロンの魔法の車がある。

門をくぐると、ホグワーツ特急。
白人の車掌さんと一緒に記念写真を撮る子供たちの列が長い。

いよいよホグワーツ城が見えてきた。
時間は18時30分過ぎ。
閉園まで30分弱で人気のハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニーに乗れるのかどうか不安。

ホグワーツ城の中は薄暗い。
日中は、エクスプレス・パスを持っていても外で随分並んで待った。
ところが今回はエクスプレス・パスが無くても、ほとんど待ち時間なしで乗ることができた。

ホグワーツ城を出ると、USJの出口に向かう。
最後の買い物をする人たちで、お土産物を売るショップは混んでいる。

「いっぱい乗れたね」と彼女は満足げだ。
「ハリー・ポッターに二回、スパイダーマンに二回、それからザ・フライング・ダイナソー、ジュラシック・パーク・ザ・ライド、ジョーズ、ターミネーター、クール・ジャパン、それからワイン二本は驚きだね」と私。

USJは今年で15年。
ワインには問題があるけど、とても楽しい、彼女と過ごすUSJの一日でした。