
芝の『ワカヌイ・グリル&バー』で彼女と過ごす楽しいランチの続き。
ここはニュージーランドのラムとビーフのお店。
入口にある熟成庫の中には、美味しそうな肉がいっぱい。

白ワインを飲み干すと、先に抜栓しておいた赤をテイスティング。
選んだワインは、フォレスト・ワインズのジョン・フォレスト・コレクション、ピノ・ノワール、セントラル・オタゴ、2011年。
フォレスト・ワインズは、ジョン&ブリジット・フォレスト夫妻が1988年にマールボロに創設したプレミアム・ブティック・ワイナリー。
二人は分子細胞生物学博士と薬学博士という経歴から、長年の夢であったワイナリー経営に転じている。
マールボロで白、ホークスベイでボルドータイプの赤、そしてオタゴでプレミアム・ピノ・ノワールを生産。

4つのワイン・シリーズを生産しているが、その中で最高峰に位置するのがこのジョン・フォレスト・コレクション。
ジョン・フォレスト・コレクションとして、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、リースリング、シラー、ピノ・ノワールを発売している。
『ワカヌイ』で前回飲んだのは、ジョン・フォレスト・コレクション、ピノ・ノワール、ワイタキ、ノース・オタゴ、2011年で、とても美味しいのに驚いた。
そこで今回は同じシリーズのセントラル・オタゴを飲んでみることにしたが、やはり素晴らしい。
バランスの良い酸とタンニンを持ち、ブルゴーニュにも引けを取らない複雑なストラクチャーを持つ。
ピノのストライク・ゾーンが厳しい彼女も、「フォレストのピノは本当に美味しいわね」との評価。

いよいよメインのワカヌイ・スプリング・ラムが届く。
ランチとはいえ、しっかりとしたヴォリューム。
焼き加減も最高で美味い。

ゆっくりワインを二本も飲んでいると、気が付くと私たち以外に客はほとんど居なくなっていた。
壁には、ラグビーチームのユニフォームが飾られている。
さすがニュージーランド、サッカーでも野球でもなく、ラグビーなのだ。

彼女が選んだデザートは、ティラミス。
彼女はティラミスが好きで、見付けると必ずと言ってよいほど注文している。

私が選んだのは、パブロバ。
メレンゲに生クリームを乗せ、甘酸っぱいフルーツソースをかけたオセアニアの伝統的スイーツ。

昼からよく食べ、よく飲んだ。
食後のコーヒーは美味い。
店にはもう私たちしか居ない。
そろそろ店をあとにすることにしよう。
芝の『ワカヌイ・グリル&バー』で彼女と楽しんだ、素敵なランチでした。