
今夜は、気軽なフランスの赤を抜栓。
ピエール・ラモット、キュヴェ・サン・ピエール。
南フランスのヴァン・ド・ターブルである。
実は、ジャケ買いしたワイン。
この絵画のエチケットが目に留まったのだ。
作者の名前が右下に小さく入っているが、読めない。
絵の名前は英語で”To be continued”と書かれている。
ピエール・ラモットは、ブルゴーニュの大手ネゴシアン、コタン・フレールのブランド。
コタン・フレールは、傘下にラブレ・ロア、マリー・ルイ・パリゾ、ニコラ・ポテルを持っている。

ややこしいことに、そのコタン・フレールは2013年にジュラのアンリ・メールに買収され、今はその傘下となっている。
アンリ・メールは1632年創業の名門で、家族経営のヴィニュロン&ネゴシアンである。
自社畑の広さは、300haに及ぶという。

ピエール・ラモットは、エコノミー・クラスの機内ワインとしても良く見るブランド。
ということは、品質の安定したワインを大量生産する能力を有しているということだ。
温度が低いうちは、酸味が前面に出ていた。
温度が上がってくるとフルーティな香りが現れ、全体にバランスの取れたミディアム・ボディである。
目立つエチケットを別にすれば、好んで飲みたいワインではないが、価格を考えれば妥当な品質と思う。
久し振りにフランスのヴァン・ド・ターブルを飲んだ、今夜も楽しいお家ワインでした。