
今夜はチリのカベルネ・ソーヴィニヨンを抜栓。
コウシーニョ・マクル、カベルネ・ソーヴィニヨン、2014年。
コウシーニョ・マクルは、1856年創業の、今も家族経営を守る名門。
コウシーニョ家がサンチャゴ郊外のマクル村で創業したのが名前の由来。
ぶどう畑はチリのワインの聖地、マイポ・ヴァレーのアルト・マイポ地区にある。
以前同じ造り手のシャルドネを飲んだが、なかなか良い出来だった。
以前も紹介したが、現在の醸造責任者が凄い。
シャトー・ムートン・ロートシルトの醸造責任者、オーパスワンの副醸造責任者を歴任し、1997年からはチリでアルマヴィヴァを手掛けたパスカル・マーティ氏なのだ。
2014年と若く、価格帯を考えると薄いカベルネを想像していた。
ところが、グラスに注ぐと暗赤色のガーネット。
フレッシュな果実味、カシスやプラム、ブラックベリーのニュアンス。
タンニンもあり、酸味とのバランスが良い。
発酵はステンレスタンクで行われており、アルコール度数は、13.5%。
ぶどうはアルト・マイポ地区の自社畑産100%。
チリのマイポ・ヴァレーのワインは確かに美味い。
まさにアンデスの恵みのワインだ。
チリの名門が造るワインに納得した、今夜も楽しいお家ワインでした。