
麻布十番の『Le Bar a Vin 52』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。
最初の料理は、彼女が好きなスモークサーモン。
スモークサーモンとギリシャ産フェタチーズのカルパッチョ、レモンディルの香り。

二人の皿に取り分けるには私の役目。
サーモンの上にフェタチーズ、オリーブ、ケッパー、ドライトマト等が載っているので、上下が逆にならないように盛り付けるのは難しい。
「本当に上手ね」、とお褒めをいただく。

シャンパーニュはまだ残っているが、赤ワインを早めに抜栓。
選んだワインは、メゾン・ミッシェル・ジャック、ジュヴレイ・シャンベルタン、ヴィエイユ・ヴィーニュ、2013年。
このブルゴーニュも、シャンパーニュと同じくフランスの三ツ星レストラン、『ラ・コート・サンジャック』プロデュースのワイン。
メゾン・ミッシェル・ジャックは、『ラ・コート・サンジャック』の客に良質のワインを提供するために、オーナーのジャン・ミッシェル・ロランが作ったネゴシアンなのだ。

綺麗な透明感のあるルビー色。
口に含むと、まだタンニンの硬さが目立つものの、ボディは充分に成熟している。
空気に触れさせていると、だんだん複雑な香りが出てきた。
最初はフレッシュな果実味だったのが、熟したチェリーやフランボアーズのニュアンス、更に朽ちた落ち葉のヒントも現れる。
これは綺麗なジュヴレイ・シャンベルタンだ。

ジャン・ミッシェル・ロランが、自分の三ツ星レストランの客を喜ばせたいとの想いを込めて造ったワイン。
今夜は彼のシャンパーニュとジュヴレイ・シャンベルタンを試したが、他の銘柄も飲んでみたくなる。

赤に合わせた料理は、フランス産カマンベールの丸ごと焼きチーズフォンデュ、彩り野菜添え。
それにしても、このカマンベールは大きい。
そして香りも素晴らしい。

溶けたチーズを野菜に付けて食べてくださいとのことだが、カマンベールを切り分けて取り皿に盛り付けた。
とても美味い。
さすが成城石井のお店だけあって、使用されている素材が素晴らしい。
麻布十番の『Le Bar a Vin 52』で彼女と過ごす楽しく美味しい夜の続きはまた明日。