
汐留の『ロイヤルパークホテル・ザ・汐留』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。
『バビーズ』の料理が出来上がった。
二個の紙袋にたっぷりのアメリカン、「わぁ、美味しそう」と彼女も嬉しそう。
「ルーム・サーヴィスが無くなったおかげで素敵な料理を楽しめるわね。それにしても貴方の顔の広さにはびっくり」(詳しくは、昨日の記事をご参照ください。)
「いや、君のお蔭だよ。君と一緒の時は何時も素敵なサプライズが起こるからね」

前菜は、スモークドサーモン、ドライバジルとガーリックのドレッシング。
サーモンが大きく肉厚で美味しそう。

サラダも頼んでおいた。
ザ・ブラウン・ダービーズ・コブサラダ。
野菜の上に、鶏の胸肉、トマト、ベーコン、ブルーチーズがたっぷり載っている。
美味しそうだし、ヴォリューム満点なのがアメリカ的で嬉しい。
アメリカに行った時は、ランチはコブサラダだけで充分にお腹一杯になる。

大きめの皿をホテルに用意してもらった。
二人の皿に取り分ける。
皿いっぱいに盛り付けても、パックにはまだサラダが残っている。

二本目のワインは、ブルゴーニュ。
ルイ・ラトゥールのヴォルネイ、プルミエ・クリュ、アン・シュヴレ、2007年。
コート・ド・ボーヌのヴォルネイ村のワイン。
ブルゴーニュで最も女性的と言われ、コート・ド・ニュイで言えばシャンボール・ミュジニーに似た繊細なワインだ。
ヴォルネイにグラン・クリュは無く、このワインはプルミエ・クリュ、シュブレの畑のぶどうで造られている。

ルイ・ラトゥールは200年以上の歴史を有する、ブルゴーニュを代表する家族経営の造り手。
コート・ドールで最大のグラン・クリュを所有し、”コルトンの帝王”と称されている。
品質に外れの無い、信頼できるブランドである。
グラスに注ぐと、ふわりと芳香が漂う。
チェリー、スミレの花。
色合いは、明るく透き通ったルビー色。
思った以上に熟成感があり、複雑なストラクチャーを持つ。
彼女はコート・ド・ニュイのジュヴレ・シャンベルタンが好みだが、このヴォルネイは美味しいとの評価。
さて、赤に合わせて今夜のメイン料理を食べることにしよう。
『ロイヤルパークホテル・ザ・汐留』で彼女と過ごす楽しい夜の続きは、また明日。