『イオン・スタイル』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。
色々なワインを量り売りでワイン・サーヴァーからワオンで購入できるというので、試してみることにしたのだ。
スプマンテ、白二種類を飲んだ後は、赤に切り替え。
まずは、ボルドー。
シュレーダー・エ・シーラーのシーラー・マルゴー、プライヴェート・リゼルヴ、2013年。
メドック地区マルゴー村のワイン。
シュレーダー・エ・シーラーは、1739年創立のネゴシアン。
カベルネ・ソーヴィニヨン主体だが、マルゴーのワインにしては、かなり繊細。
パッパルデッレのラグーソース。
これは美味い。
『イオン・スタイル』の料理もなかなかのものだ。
ボルドー、オー・メドックのクリュ・ブルジョワ。
パーカーポイント等、評価の高いワインである。
色合いは濃く、紫がかったルビー色。
チェリーやザクロ、黒スグリの香り。
熟した黒果実、チャコール、スパイスのニュアンス。
タンニンは強く、重厚な伝統的ボルドーの風格を持っている。
セパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン58%、メルロー42%。
なんだか不規則な盛り付けになってしまった。
「温める料理は電子レンジでチンして」と彼女に言われたので、一度盛り付けた料理を二皿に分けたのだ。
アルザス地方で生産されるフロマージュで、外皮を何度も塩水で洗いながら熟成させている。
ウォッシュドの中でも特に強烈な香りを持ち、二人が大好きなフロマージュである。
三種類目の赤は、オジェ、エリタージュ、シャトー・ヌフ・デュ・パプ、2012年。
造り手のオジェについては知らないが、エリタージュはオジェが造るシリーズだそうだ。
因みにエリタージュとは”遺産”という意味。
色合いは暗赤色。
ダークチェリー、ブラックカラント、黒コショウ、麝香のニュアンス。
ボディは思ったほど強くない。
セパージュは不明だが、ぶどうはグルナッシュ、シラー、ムールヴェードル、サンソー。
お腹はいっぱいになってきたが、赤ワインに合わせてもう一品食べることにする。
マルゲリータを焼いてもらった。
バジリコの緑、モッツァレラの白、トマトソースの赤がイタリア国旗と同じ配色のナポリ・ピッツァの代表格である。
フランス・ワインを三種類飲んだあとは、カリフォルニアのヘス・コレクション、アローミ、カベルネ・ソーヴィニヨン、ナパ・ヴァレー、2012年。
ヘスのワインは何度か飲んで、美味しかった。
ヘスのマウント・ヴィーダーにあるワイナリーの起源は1876年にドイツ人家族が開拓したことにあり、それを1986年にスイス人実業家のドナルド・ヘスが購入した。
ヘスは今ではナパの三か所に畑を有し、このアローミはハウエル・マウンテンの畑のぶどうから造られている。
ブラックベリー、カシスの香り。
タンニンは滑らかで、バニラやトーストのニュアンスは樽由来か。
セパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン88%、プティ・シラー10%、プティ・ヴェルド2%。
今夜の赤で何が一番美味しかったか、二人で同時に言ってみる。
何と、二人が挙げた名前は同じワイン。
そこでシャトー・シトラン、2010年を90ml追加で購入。
私の、飲む前の予想では、ヘスが一番美味しいのではないかと思っていた。
ところが伏兵のシャトー・シトランが一番で、ヘスは二番、そしてシャトー・ヌフ・デュ・パプが三番の評価だった。
ところで今夜はボルドーばかりで、ブルゴーニュが無かった。
そこでワイン・ショップのソムリエにブルゴーニュを加えるように頼んだところ、来週のラインナップにフィリップ・パカレを加えてくれるとのこと。
何事だろうと思って飲みながら待っていると、「ね、パフェが美味しそう。ダブルベリー、食べたい」。
「え、まだ食べるの」と思ったが、デザートは別腹と思い直し、「うん、買ってくる」と答える。
二個持ってテーブルに戻ると、「え、貴方も食べるの?」。
「そのつもりじゃなかったけど、見ると美味しそうだったから。明日はウォーキングの距離を延ばさなきゃね」
それにしても、今夜はいっぱい食べていっぱい飲んだ。
90mlのグラスを8杯なので、二人でフルボトルを二本飲んだことになる。
とても面白くて楽しい、『イオン・スタイル』の夜でした。







