インドワイン100選 | ワインは素敵な恋の道しるべ

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白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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インドに住む友人から、本が届いた。


「インドワイン100選」。


インドに行くたびに、彼とはインドワインを飲みながら評価に関して意見を交わしている。


そんな彼が面白いワイン本を見つけ、送ってくれたのだ。


さて、どんな内容なのか興味津々。





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まず、どんな人がこの本を出版したのか調べてみる。


インドに駐在する商社や新聞社にお勤めのワイン好きの方達が集まって「インドワイン部」を設立し、インドワインの紹介をされているとのこと。


そして初版は、2015年3月。


この本は内容を充実させた第二版で、発行日は2015年7月22日。


著者はワインエキスパートの資格を持たれている。



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目次を見ると、著者やワイン部の方々の、"インドワインを知ってもらいたい"との想いを強く感じることができる。


インドワインの一般情報、概況が記され、更にワイン選びの参考となるカテゴリー別セレクションのページがある。


贈答用には何が良いのか。


白は、赤は、スパークリングは、またぶどう品種別には何を選べば良いのか。


そしてその銘柄はどんなワインなのか、詳しい説明がなされている。


最後のワイナリー訪問記も楽しい。


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これは、カベルネ・ソーヴィニヨンとシラーのブレンドのカテゴリーのページ。


このブレンドは数が多くないが、私が好きなグローヴァーのラ・レゼルヴが掲載されている。


「このブレンドでは断トツの完成度の高さ。果実味、渋みのバランスが素晴らしい。P104」と書かれている。


私の評価と同等なので、思わずニンマリ。



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次に、銘柄別の詳細説明のページを開く。


テイスティング・ノートに加え、パーカー・ポイント等も紹介されている。


的確な表現で、情報も多くとても参考になる。


このワインのアートボトルが二本、私のセラーに入っているので、飲んでみたくなる。



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巻末にワイナリー訪問記が載っている。


グローヴァーは親子三代にわたってワイン造りをしている。


そして三代目のカリシュマ・グローヴァーはカリフォルニア大学デイヴィス校で醸造学を学んでいる。


なかなかの美人だ。


もう一つ忘れてならないのは、コンサルタントの存在。


空飛ぶ醸造家、ミシェル・ロランが1995年からコンサルを務めており、エチケットにはミシェル・ロランとのコラボ・ワインと記載されている。


送ってくれた友人に感謝の、素敵なプレゼントでした。