今夜は濃く強いワインを抜栓。
南アフリカに住む友人が、これは最高に美味しいよ、と言って届けてくれたワインなのだ。
セレマ、カベルネ・ソーヴィニヨン、ザ・ミント、2008年。
セレマ・マウンテン・ヴィンヤーズは、南アフリカの南西部、西ケープ州のステレンボシュにあるワイナリー。
ステレンボシュは、ケープタウンの東約50kmに位置する、南アで二番目に古い町。
ステレンボシュ大学と、ワイン生産で有名な町である。
町中にオークの大木の並木があることから、エイケスタッド(アフリカーンスでオークの町の意味)の愛称で親しまれている。
セレマ・マウンテン・ヴィンヤーズは家族経営のワイナリーで、初ヴィンテージは1988年。
ホームページでの説明によると、リリース後1か月で売り切れてしまうほどの人気なのだそうだ。
ぶどう畑は標高370~640mの高地にあり、すべて自社畑のぶどうからワインを生産しているのだそうだ。
裏のエチケットの説明によると、フレンチ・オークの樽で20ヶ月熟成されているそうだ。
複雑でリッチなストラクチャーを持ち、10年の熟成に耐えられるとのことだ。
これは飲むのが楽しみだ。
黒い果実の香りを持ち、口に含むとダークチョコレートやブラックカラントのニュアンス。
スパイシーで、タンニンも強い。
酸味もあるので、まだまだ熟成に耐えられそうだ。
アルコール度数は14%あるが、熟成感が強いのでアルコール・アタックは感じない。
余韻も長く、上質のカベルネ・ソーヴィニヨンである。
南アの友人に感謝の、美味しいお家ワインでした。