今夜は彼女と鮨と日本酒、蛇の市本店、日本橋 | ワインは素敵な恋の道しるべ

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白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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今夜は彼女と日本橋で待ち合わせ、軽く鮨を食べて帰ることにした。


目的のお店は、『蛇の市本店』。


日本橋で100年以上の伝統を誇る老舗。


以前、日本橋の老舗の若旦那たちの活躍を特集したテレビ番組にもここの若旦那が出演していた。


この店とのお付き合いはもう随分長くなる。


なにしろ先代の時からの付き合いなのだ。


彼女は日本酒は苦手。


でも、たまには付き合ってもらうことにしたのだ。


最初の酒は、佐賀県の鍋島 三十六萬石 純米吟醸 山田錦。




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鍋島と言えば、鍋島藩のあった佐賀県。


富久千代酒造のブランドである。


富久千代酒造の創業は、大正末期と比較的新しい。


そして高品質日本酒の代表銘柄ともなった"鍋島"の誕生は、平成10年。


地酒専門店や日本酒にこだわる飲食店できめ細かな勉強会や試飲会を重ね、協力販売店や愛好家と共に歩んできた酒なのだ。



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口に含むと、香り立つような華やかな果実香。


しっかりとした酸味があるので、綺麗な余韻を楽しむことが出来る。


ここでは、何時でも鍋島を味わうことができるのが嬉しい。


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先付の胡麻豆腐は滑らかで濃厚。


酒に合ってすこぶる美味い。


酒が美味くてどんどん進むので、しっかり食べないと酔いが早く回ってしまう。



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今夜の料理は、若旦那に軽く食べて帰るからと言って、お任せで準備してもらった。


どんな料理を出してくれるのか、それも楽しみのひとつなのだ。



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前菜の次は、焼き物。


鮨屋で食べる焼き物は何故か旨い。


やはりネタが良いのだろうか。


ところでこの店の名付け親は、志賀直哉。


その話はまた明日ご紹介することにしよう。


彼女と過ごす、日本橋の老舗『蛇の市本店』での楽しい夜の続きは、また明日。