赤坂の『あじる亭レピス』で開催した、プティ・ワイン会の続き。
参加者は彼女と私と、友人二人の四人。
泡、白ワインとボトルを空けた次は、赤ワイン。
今夜は白も赤もナパ・ヴァレーで統一している。
そして『あじる亭カリフォルニア』で開催された「パリスの審判」に因んで選んだワインは、クロ・デュ・ヴァル、ナパ・ヴァレー、カベルネ・ソーヴィニヨン、2006年。
1976年のブラインド・テイスティングの会で優勝したのはスタッグス・リープ。
そして1986年のブラインド・テイスティングの会で優勝したのが、クロ・デュ・ヴァルのカベルネ・ソーヴィニヨンなのだ。
このワイナリーは、1972年に世界最高のワイン造りを目指して米国の実業家、ジョン・ゴレとボルドーの醸造家、ベルナール・ボーデによって設立された。
ナパ・ヴァレーの当時は無名だったスタッグス・リープ地区を選定し、果実味豊かなカリフォルニア・スタイルと洗練されたボルドー・スタイルを融合させた素晴らしいワイン造りを行っている。
凝縮された果実味を持ちながら、複雑で洗練されたボディを兼ね備えた素晴らしいカベルネ・ソーヴィニヨンである。
1976年にはカリフォルニア代表の5本に選ばれながら優勝は逃したが、1986年には見事第一位に輝いた実力は大したものである。
このボトルは2006年と9年近い熟成を経ているが、まだまだ若く、成長のポテンシャルを持っているのはさすがだ。
ふわふわの卵と、泡立てたクリームソースが口の中で美味しくとろけてしまう。
シェフにお任せで頼むのも、何が出されるかわからないので楽しいものだ。
大きな鉄のパンにたっぷりと出されるこのヴォリューム感がたまらなく嬉しい。
ソースが強いので、赤ワインにも良く合う。
何時もは彼女と二人だが、今夜は2ペアーの4人なので、料理の種類も多く楽しむことが出来る。
ブルーチーズが載っているので、これも赤ワインに合わせやすい。
さて、私のセラーからの持ち込みワインも既に3本を空けてしまった。
赤坂の『あじる亭レピス』で彼女と過ごす楽しい夜の続きは、また明日。
次に出された皿は、卵料理。