実はお店で驚くべき出会いがあった。
友人のワイン輸入商、デプトプランニングの長尾さんと建本さんが来店されたのだ。
長尾さんが店のドアを開けて入ってきた途端、お互いを見付けて「あれ、あれ、どうしてここに・・・」と二人とも絶句。
長尾さんが持参したワインを早速試飲。
この店に持ってくるのだから、もちろんニュージーランド産。
クルクル、セントラル・オタゴ、ピノ・グリ、2014年。
クルクルという名前はオーナー、ハイデン・ジョンストン氏の先祖で、19世紀初頭のマオリ族の女性の名前から付けられたとのこと。
ピノ・グリということでもう少しモスグリーンの色合いを想像したが、結構濃い干し草色。
洋ナシやライムの香り、バナナやパイナップルのような南洋のフルーツのニュアンスを持つ。
爽やかな辛口の素晴らしいワインである。
エチケットの模様は、マオリ族の伝統的デザインなのだそうだ。
シェーブルもウォッシュドもハードもあり、これは嬉しい一皿。
熟成具合が良く、美味い。
長尾さん持参のワインを飲んだ後は、長尾さんが輸入し、このお店に納入しているワインを注文。
北島のホークス・ベイにあるビランチャが造る、ホークス・ベイ、シラー、レーニイ・ギブソン、2011年。
ビランチャは評価が高く、ホークス・ベイのレア・ワインと言われている。
ファースト・リリースは新しく、1997年。
ビランチャとは、イタリア語でバランスのこと。
そう言えば、エチケットの絵も天秤でる。
そのワインメーカーとは、トリニティー・ヒルの醸造家でもあるウォレン・ギブソン氏と、彼のパートナーのロレイン・レーニイ女史。
色合いは濃く熟成感も充分にあるが、とても洗練されたシラーである。
これは美味い。
長尾さん、建本さん、さすがです。
初めての出会いが何時何処でだったかは覚えていないが、もう結構長いお付き合いになる。
素晴らしいカリフォルニア・ワインをメインに扱われており、私のセラーにもかなりの数が入っている。
マヌカハニーは言わずと知れた、ニュージーランドの超高級蜂蜜。
健康に良いと人気沸騰中の蜂蜜だ。
焼いた蜂蜜とブリーの香りが素晴らしい。
向ヶ丘の『NZ BAR』で彼女と過ごす楽しい夜の続きは、また明日。