銀座のイタリアン、『シルベラード』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。
歓迎のスプマンテを飲んだ後は、白ワインを抜栓。
イタリアを代表する名門、フレスコバルディ家のものを選んだ。
フレスコバルディ、ポミーノ・ベネフィッツィオ、2011年。
フレスコバルディ家が所有する、カスティッロ・デ・ポミーノが造るワインである。
柑橘系の花や、熟したアプリコット、パイナップルの香り。
口に含むとほのかな樽香を感じ、ミネラル感が心地良い。
複雑なストラクチャーを持つ、上質のシャルドネである。
DOCはポミーノ・ビアンコ・リゼルヴァ。
小さなDOCで、国際品種のぶどうが使われている。
二皿目の料理は、イタリア産フレッシュ・ポルチーニ茸のカネーデルリ。
カネーデルリはイタリア北部、トレンティーノ・アルト・アディジェ州の名物料理で、今夜のようにスープに入れて出されることが多い。
シブレットのカペッリーニ、宮崎キャビア1983添え。
パスタの上に載せられたキャビアには、金箔が添えられている。
4種チーズのジャガイモ・ニョッキ、イタリア産山栗と共に。
ニョッキとチーズの絡みが素晴らしいが、ニョッキはお腹に堪えるので食べすぎには要注意。
五皿目は、能登産黄金カニと秋トリュフのオムレッタ、カニミソのカンピダネーゼ、ほうれん草とアンチョビのソース。
これも美味い。
彼女も中原シェフの素晴らしい料理に満足の様子。
そんな彼女を見ていると、私も幸せになる。
銀座の『シルベラード』で彼女と過ごす素敵な夜の続きは、また明日。