バンコクのタイ料理の名店、『バーン・カニタ』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。
白ワインを飲み干したので、赤ワインを抜栓。
コーナー・ストーン、カベルネ・ソーヴィニヨン、2013年。
この造り手は聞いたことが無い。
もちろんカリフォルニアの有名なコーナー・ストーンとは違う。
色々調べてやっとわかったが、シンガポールで華僑が営むワイン商の名前だった。
シンガポールを中心に、タイ、マレーシア、インドネシア、中国等で銘醸ワインや自社ブランド・ワインを販売しているのだ。
飲んでみると、なかなかしっかりとしたカベルネ・ソーヴィニヨン。
タンニンはそれほど強くないが、果実味があり、雑味が無いすっきりとしたミディアム・ボディ。
少し冷やされて出されたので、料理にも合ってぐいぐい飲んでしまう。
色々な種類があるが、今夜は海鮮炒飯を選んだ。
大きさも大中小があり、これは一番小さい器。
硬過ぎず柔らか過ぎず、絶妙に調理されたご飯が本当に美味い。
名物というだけある。
二人で皿に取りどんどん食べるが、幾ら食べても器の中の炒飯は減らない。
まず彼女が、「もう食べられない。ね、頑張って食べてね」とスプーンを置く。
何時も必ずデザートを食べる彼女も、今夜はもう限界とのこと。
一つひとつが美しく、まるで美術館の中に居るようだ。
お腹がいっぱいなので、ゆっくり歩いてホテルに戻ることにする。
スクンヴィット通りの上には、BTS(スカイトレイン)が走っている。
スカイトレインの線路のすぐ下には歩行者用の通路が作られており、車が行き交う暑い路面を歩かなくても移動できるのが嬉しい。
以前よりは良くなったとは言え、バンコクは渋滞が激しい。
さあ、もうすぐホテルに着きます。
彼女と過ごす、バンコクのタイ料理の名店、『バーン・カニタ』での楽しい夜でした。