アンドレ・クルエのシャンパーニュ、ミレジム、2003年の次には、カリフォルニアのカルト・ワインを抜栓。
三年前に入手し、セラーで寝かせておいたボトルである。
ブランキエ・エステイト、パラダイス・ヒルズ・ヴィンヤード、ナパ・ヴァレー・レッド、2006年。
ブランキエ・エステイトは、1996年、クロードとカトリーヌのブランキエ夫妻が拓いたワイナリー。
そしてヘレン・ターリーがコンサルティングをしている三つのワイナリーの一つである。
生産量は少なく、大部分が決まった個人顧客に販売され、残りは高級レストランに卸されるため、一般に出回ることは少ない。
このワインは海外の友人が手に入れ、国際便で送ってくれたもの。
希少価値のせいか、米国での購入価格はオーパス・ワンよりも高い。
セパージュは不明だが、ブランキエの畑にはカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローが植えられているので、その組み合わせのはず。
それにしても濃い。
素晴らしい熟成感、果実味、豊かなタンニン、長い余韻、どれをとっても最高水準にある。
状態はとても良い。
コルクからも、チョコレートやバニラの香り。
自前の醸造所は2005年ヴィンテージからなので、自社生産二年目のワインという事になる。
キャップシールのデザインも綺麗なので、思わず撮影してしまう。
もちろんレアーで注文した。
ここのステーキは美味いのだ。
これも赤ワインに合って美味い。
彼女はお腹がいっぱいと言って一つしか食べないので、私が三つも食べることになってしまった。
コンビニに立ち寄り、デザートを仕入れた。
ゴディヴァのミルク チョコレート チップと、セヴンイレヴンの濃厚デザートアイス・ブルーベリーヨーグルト味。
私の分を撮影している間に、彼女は自分の分を食べてしまった。
デザートに合わせるコーヒーは、今夜は部屋に置いてあるマシンで作ることにする。
4杯分があったので、味を変えて二杯ずつ味わう。
「まだなの?」と彼女。
「ちょっと待って。部品を洗ってからコーヒーを淹れるから」と私。
何にも念を入れないと気が済まないが、コーヒーが出来た頃にはデザートは食べ終わっていた。
部屋に満ちていたワインの濃厚な香りが、コーヒーのフレッシュな香りに入れ替わる。
都会の真ん中に居ることを忘れる、まさに至福の時間である。
少し残ったシャンパーニュをベッドサイドに移し、のんびりベッドで過ごすことにしよう。
白金の『シェラトン都ホテル』で彼女と過ごす素敵な夜は静かに更けていきました。









