気が付くと、九月も既に末。
今年もあと三か月を残すのみとなった。
家の周辺でも、秋の景色が主流となっている。
私が住む街の街路樹には、棕櫚や椰子の樹が多い。
その谷間にススキが幅を利かせている。
季節感がある景色なのか、それとも季節感の無い景色なのか。
目で見ると大きく鮮やかなのだが、スマホで撮影すると輝度が高くてハレーションを起こしてしまう。
東京湾越しに観ているので、遮るビルが無いのが嬉しい。
皆既月食や特別なスーパームーンを観ることができるのは、次回は○○年後だという報道を聞くと、その時に私はまだ生きているだろうか、と何時も思ってしまう。
生きていても、生きていなくても自然の歩みは止まらない。
月の光には不思議な力がある。
ちょっと吠えてみたくなったが、周りの迷惑を考えて止めることにする。
それよりも部屋に戻って、美味しいワインを飲むことにしよう。