迎えの車に乗り、『ウエスティン・ロングビーチ』を後にする。
空港に着くと、周辺は大変な渋滞。
でも早目にホテルを出ているので、乗り遅れる心配は無い。
この建物を見ると、ロサンゼルス空港に居ることを実感する。
初めて見た時から、いったいどれだけの年月が流れたことだろう。
ロスに来たのは4年ぶり。
乗換では一昨年も来ているが、こんなに綺麗だったかあまり記憶が無い。
アメリカに来るときは、大抵はシカゴかニューヨークかサンフランシスコに到着するので、ロス空港の記憶があまり無いのも仕方がない。
この装飾は面白い。
数多い細長い画面に、次々と映像が連動して浮かぶのだ。
店よりも、その上に視線が向いてしまうのは、店にとって良いことなのだろうかと思ってしまう。
ラウンジに向かっているのだが、しばらく眺めていたくなる。
エスカレーターで1階上り、スターアライアンスのビジネス・ラウンジに到着。
世界中どこの空港に行っても、このプレートを見るとほっとする。
ずっと奥まで進み、ゆったりとした椅子に腰を沈める。
まだ午前のためか、バーでお酒を楽しむ人の姿は無い。
カリフォルニアには幾つかのシャンパーニュ・メゾンが進出し、シャンパン方式によるスパークリングを生産している。
モエ・エ・シャンドン、ルイ・ロデレールのワイナリーもある。
そしてこのマム・ナパは、シャンパーニュで第三位の生産量を誇るマムがナパ・ヴァレーで生産するスパークリングである。
マムがナパに進出したのは1979年、4年の歳月を費やして造り上げたワイナリーでは、素晴らしいスパークリング・ワインが生産されているのだ。
ニュージーランド、マールボロ地区にあるブランコット・エステイトのフライト・ソング、ソーヴィニヨン・ブラン、2014年。
ブランコット・エステイトは、ニュージーランド最大の生産量を誇るワイナリーで、日本を含む世界の多くの国に輸出されている。
フライト・ソングという銘柄は初めて見たが、エチケットの表記によるとカロリー20%オフなのだそうだ。
如何にもアメリカで売れそうなワインである。
ボトルは全て空。
毎日ラウンジでは膨大な数のボトルが消費されているので、すぐにこの位の空き瓶は確保することができるのだろう。
ロサンゼルス空港のスターアライアンス・ビジネス・ラウンジでの搭乗前のひと時の続きは、また明日。