午後の成田空港。
最近は国際線も羽田空港が多いので、成田は久し振り。
多くの航空機がゲートに駐機し、ケータリングや荷物運搬の車両が忙しく行き交う。
そんな様子を4階のANAスイートラウンジからのんびり眺めながら、搭乗までのひと時を過ごす。
お供は何時のとおり、ピペ・エドシック。
カンヌ国際映画祭の公式シャンパーニュであり、マリリン・モンローが愛したことでも有名。
新しいRM(レコルタン・マニュピラン)を試してみるのも楽しいが、何時も期待を裏切らない飲み慣れた大手メゾンのシャンパーニュも良いものだ。
そこで搭乗前に少しお腹に入れておくことにする。
まずはサラダ。
多くの種類の野菜を組み合わせ、彩りと味を楽しむ。
鯵の南蛮揚げと鯛のカルパッチョ。
鯛に添えられた筍と水菜も美味い。
デ・マルティノ、シャルドネ・レゼルヴァ、347ヴィンヤーズ、2013年。
チリのぶどう栽培の聖地、イスラ・デ・マイポにあるワイナリー。
創業は1934年で、イタリア移民の家族経営のワイナリー。
ぶどうはオーガニックで栽培し、発酵には自然酵母が使われている。
菜の花のお浸し、ホタルイカ、椎茸の焼き物。
それほどお腹には堪えないが、白ワインのお供には嬉しい品々。
今日のチーズは、ポンレヴェックとアッペンツェラー。
蜂蜜に漬けたナッツと、フルーツが付け合せ。
お腹もいっぱいになり、ほろ酔い加減になったところで、シャワー・タイム。
長時間のフライトの前には、シャワーを浴びておくと気持ち良く機内での時間を過ごすことができる。
ANAラウンジのシャワールームには、ちょっとしたホテル並みのアメニティが揃っている。
シャンプー・セット、髭剃りセット、化粧水にモイスチャリング・クリーム、等々。
シャンプー、コンディショナー、ボディ・ウォッシュの三つの小瓶のセット。
短期間の旅ならこれで充分だ。
チーズケーキと今川焼。
何だか和洋折衷の一皿となってしまったが、どちらも捨てがたかったのだ。
クリームチーズのケーキはふわふわに柔らかく、今川焼のウグイス餡はしっかりと凝縮された感じ。
全く異なる二つの味が、お互いを引き立てて美味い。
カプチーノを飲み干し、ゲートに向かうことにしよう。
楽しい旅の始まりです。