フラテッリ、ヴェロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、2014年。
最近人気のフラテッリの、普及版のワインである。
フラテッリ・ワインズは、トスカーナ滞在中に飲んだキャンティに魅せられたインドの実業家、カビル・セクリ氏がトスカーナのワインメーカー、ピエロ・マージ氏をコンサルタントに招いて創設したワイナリー。
ムンバイ郊外に広大なぶどう畑を保有しているそうだ。
エチケットは、今までのインド・ワインには見られなかった、繊細で美しいもの。
地模様の付いた黒い紙に、ぶどうの葉が美しくデザインされている。
2014年ヴィンテージという事は、買ったのが2014年10月なので、ぶどうの収穫後すぐに発酵を経てボトリングされたということ。
ボジョレ・ヌーヴォーよりも早いタイミングでの販売である。
VEROの意味はAuthenticで、イタリアのワイン醸造法で造られていると書かれている。
フラテッリのワインは4本購入し、飲むのは確かこのボトルで3本目。
残念ながら過去の2本は私の趣味でなかった。
グラスに注ぐと、色合いはとても濃い。
このボトルはフラテッリの他のボトルの半分か1/3の価格なので、元々期待はしていなかった。
やはり他のワインと同じく青臭い香りが気になり、楽しんで飲むことができるレベルではない。
やはりインドワインは、スラかグローヴァーを選んだ方が安全だ。
今夜は残念な結果となった、お家ワインでした。