丸ノ内KITTEの『ドン・ピエール・ハート』で開催された、「シャトー・メルシャン・メーカーズ・ディナー」に彼女と共に参加した楽しい夜の続き。
二本目のワインは、シャトー・メルシャン山梨勝沼甲州、2013年。
山梨県甲州市勝沼地区の甲州ぶどう100%で造られている白ワインであり、シャトー・メルシャンではスタンダード・シリーズに属している。
口に含むと、柑橘系や青りんごの香り。
ステンレスタンクで熟成されており、ぶどう本来の果実味と活き活きとした酸を持っている。
シュール・リー熟成が、ボディに複雑さと深みを与えている。
前菜に合わせて、気軽に飲むことができるワインである。
今夜は日本ワインの草分け的存在のシャトー・メルシャンのワイン会。
フレンチのお店だが、和風の器を使うとは気が利いている。
カラフルトマトのサラダ、エスカルゴ、海老とアボカドのタルタル、季節のフリット、スモークサーモンとズワイガニのライスサラダ、そしてサーモンとホタテのホイル焼き。
クッキングホイルを開くと、サーモンとホタテの香りがふわっと広がる。
これは早く次のワインを飲みたくなった。
三本目のワインは、シャトー・メルシャン、長野シャルドネ、2012年。
長野県の北信地区主体のシャルドネが使われている。
北信地区とは、須坂氏、高山村、長野市にあるぶどう畑。
熟成はオーク樽とステンレスタンクが使われている。
このワインは、シャトー・メルシャンのディストリクト・シリーズに属している。
グレープフルーツのような柑橘系の香りと、パイナップルのような南国のフルーツの香りを併せ持つ。
熟成に樽を使っているだけあって、ヴァニラや炒ったアーモンドの香りも感じる。
円やかな酸とミネラル感を持ち、バランスが良い。
これはしっかりと味わって飲むことが出来るシャルドネである。
日本のワインには、日本の出汁が合うということなのだろうか。
相性を試してみよう。
丸ノ内KITTEの『ドン・ピエール・ハート』で彼女と過ごす、「シャトー・メルシャン・メーカーズ・ディナー」の楽しい夜の続きは、また明日。