丸ノ内のKITTEにある『ドン・ピエール・ハート』の支配人から、急にワイン・メーカーズ・ディナーを開催することになったので、是非来て欲しいと連絡が入った。
何時もお世話になっている木本支配人からのお願いであれば、駆けつけなければならない。
二名で予約をし、彼女に一緒に行ってくれるように頼む。
幸いなことに、この日は彼女も空いているとのことで、OKの返事のメールがすぐに届いた。
『ドン・ピエール・ハート』は、丸ノ内KITTEの5階にあるカジュアル・フレンチのお店。
支配人や店のスタッフとは前身の『メルシャン・サロン』の時からなので、もう随分長いお付き合いになる。
誰のワイン会なのか聞かないまま参加を決めたが、後で聞いてびっくり。
あの人気のドメーヌ・アンペリデのオーナー、フレデリック・ブロシェ氏が来ると言うのだ。
ドメーヌ・アンペリデと言えば、ロワールの自然派ワインの旗手。
ところでブロシェという名前は、ロワールで有名な魚、カワカマスのこと。
最初のワインはスパークリング、マリニーヌフ・ブリュット。
マリニーヌフは、ワイナリーのある村の名前から付けられている。
ふくよかな果実香を持ち、キレの良いブリュット。
シャンパーニュ方式で造られ、熟成期間は1年半以上。
ぶどうはポール・ブランシェとシャルドネが半々で使われている。
写真よりももっと気さくで話しやすい感じ。
事実お話ししてみるととても優しい感じの人で、私達の質問にも丁寧に答えてくれる。
彼女はフランス語でご挨拶。
私もラテン語系の言語をもっと真面目に学んでおけばよかったと、ちょっと悔しく思う。
スパークリングに合わせて出されたアミューズは、人参のムース、コンソメジュレ。
彼女と過ごす丸の内の『ドン・ピエール・ハート』での楽しいワイン会は、まだまだ続きます。