先日、カリフォルニアから来日した中井章恵氏と久し振りにお会いし、ワインと楽しい食事の時間を共に過ごした。
そこで、今夜は彼のワインを飲むことにする。
ナカイ・ヴィンヤード、メルロー、ロシアン・リヴァー・ヴァレー、2006年。
彼のメルローは2006年ヴィンテージが終了し、販売されているのは2008年に代わった。
セラーには中井さんのワインが常時数本入っているが、メルローの2006年はこれが最後だ。
私が持っているほとんどのボトルに中井さんのサインが入っている。
でも、このボトルにはサインが無い。
と言う事は、このボトルは日本橋高島屋で購入したということだ。
彼のワインは高島屋で扱われているので、時々ワイン・コーナーに立ち寄って購入している。
そして輸入代理店のデプトプランニングの長尾社長に、「三本の内二本を買ったので、残り一本になりました。追加を売り込んでくださいね」とメールしたりしている。
販売を応援したくなるほど、中井さんは魅力的な人なのだ。
色合いはとても濃く、タンニンも豊富。
シルキーで重厚なだけのカリフォルニアのメルローと異なり、とても繊細で造りがきめ細やか。
日本人が愛情と情熱を注ぎこんで丁寧に造り上げたメルローの味わいと言って良いのだろう。
そしてロシアン・リヴァー・ヴァレーは好きな産地でもある。
今までナカイ・ヴィンヤードの数多くのボトルを抜栓してきたが、一度も外れが無いのも嬉しい驚き。
この写真は、先日夕食をご一緒した夜に、ボトルにサインをお願いした時の物。
中井さんの、ワイン造りの話は尽きることが無い。
そんな合間にサインをお願いすると、実に真剣に、そして丁寧にボトルにサインを入れてくれるのだ。
中井さんの楽しく勉強になる話を思い出しながら飲んだ、今夜も楽しいお家ワインでした。