彼女の到着に合わせ、冷やしておいたワインを抜栓する。
今夜のワインは、私たちが大好きなブルゴーニュの造り手、フレデリック・マニャンのクレマン・ド・ブルゴーニュ。
和食が好きなフレデリックが、和食に合うスパークリングを日本市場向けだけの為に造りだした。
それが、このクレマン・ド・ブルゴーニュなのだ。
とても切れ味の良いクレマンで、本当に和食に合わせても美味しいのだ。
初めて飲んだのは、築地の鮨屋。
老舗の三代目のオーナーがソムリエ資格を持ち、鮨に合うワイン情報を発信しているお店である。
フレデリックのファンである私としては、すぐに数本購入し、今ではセラーの常連ワインとなっている。
フランスのサンタンドレは、乳脂肪分の高いクリーミーでリッチなチーズ。
二人のお気に入りである。
ロックフォール、ゴルゴンゾーラと並び、世界三大チーズと言われている。
青かび系は大好きで、フルムダンベールやゴルゴンゾーラ・ピカンテがお気に入り。
でも今夜は少し趣向を変えてスチルトンを選んだ。
小麦全粒粉が25%配合され、小麦以外に7種類の穀物が配合されている。
香料、着色料、食塩は使用していない、自然な味わい。
イラン製は色白で硬く、親指の頭位の大きさ。
それに対しトルコ製は大きくジューシー。
トルコに旅する時には、何時も干し無花果をワインの友にしている。
ルーム・サービスは一度に頼まず、必要の都度料理を持ってきてもらうのが美味しく食べるコツ。
美味しそうだ。
これでフレデリックのクレマンを飲む準備ができた。
民族衣装を着けた女性は、どこの地域をイメージしているのだろうか。
一緒に日本の女子高生が踊っているのが奇抜で面白い。
彼女と過ごす汐留の『パーク・ホテル東京』の楽しい夜は、まだまだ続きます。