今夜は彼女と、パーク・ホテル東京、汐留 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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彼女と過ごす、汐留の『パーク・ホテル東京』での楽しい夜の続き。


この部屋は、ホテル内に6つあるアーティスト・ルームのひとつ。



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ちょっと部屋代は高いが、部屋中に描かれた絵の中で過ごすことができる、特別な空間なのだ。


この部屋のテーマは、Festival、祭り。


製作者は、画家の石原七生氏。


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2014年6月4日から7月22日まで、約1か月半を掛けて描かれた。


ハレとケ、日常と非日常。


旅は非日常であり、特別な日。


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その特別な日に感じる胸の高鳴り。


その限られた特別な日を祭りとして表現したのだそうだ。


部屋の中で、不思議な民族衣装をまとった女性や、女子高生や、象までもが一心不乱に踊っている。


何とも不思議で魅力的な世界だ。




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部屋の壁に、作者を紹介するパネルが貼られていた。


エネルギッシュなパワーあふれる絵の作者がどんな人物なのか、隅々まで読む。


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ホテルの部屋としての機能面もチェック。


バスルームは広くは無いが、アメニティを見てにっこり。



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彼女も私も好きなブランド、タンのバスルーム・セットが置かれている。


タイを代表するブランドで、以前はANAのスイートラウンジでも使われていた(今は資生堂に代わっている)。


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「歓迎のお飲み物は、日本茶と日本酒とどちらが宜しいですか」とレセプションで聞かれた。


「日本酒?」と、思わず聞き返してしまう。


最初は冗談かと思ったが、本当に”歓迎の日本酒”が部屋に届けられた。


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歓迎の日本酒は、「まぼろしの酒 嘉泉 特別本醸造」。


東京都福生市の田村酒造場の酒で、田村半十郎謹醸と書かれている。


田村家が酒造を始めたのは文政5年(1822年)。


敷地内の井戸水が秩父奥多摩伏流水で酒造に適した水であったことを喜び、酒を「嘉泉」と名付けたそうだ。


ところで東京都には10の蔵があり、23区内にあるのは丸眞政宗のみ。


多摩にある多満自慢や澤乃井は有名だ。


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窓から外を見ると、目の前のビルが視界を妨げてはいるが、その先にはレインボーブリッジが見える。





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眼を足元に向けると、ビルの間から浜離宮が見える。


江戸時代の将軍のお狩場だった場所である。


庭園内を散策し、そのまま船に乗って隅田川を上り、言問橋で降りて浅草や今戸で食事をするのが好きだ。


やっと、彼女が到着した。


彼女と過ごす、汐留の『パークホテル東京』での素敵な夜の続きは、また明日。