汐留のビル群の中では、新橋駅から見ると一番奥にある。
新橋駅から汐留の地下通路を進み、日テレとロイヤルパーク・ホテルの間のエスカレーターを乗り継ぎ、二階まで進む。
エスカレーターの上には、日テレのビルの壁の大時計が見えている。
これを見て「ハウルの動く城」を連想する人はちょっとした映画ファン。
イギリスの作家、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの「魔法使いハウルと火の悪魔」を原作としたスタジオ・ジブリのアニメーション映画である。
そしてこの大時計も、宮崎駿の作品なのだ。
しばし大時計に見入ったあと、後ろを振り向くと右手前方に汐留メディアタワーが現れる。
見上げるような高層ビルの上層部分は、造りが異なっている。
ここが今夜の目的地、『パーク・ホテル東京』なのだ。
ホテルの下には、共同通信社が入っている。
空中通路を進み、汐留メディアタワーの二階に入る。
このビルの二階の入り口は、ゆりかもめの汐留駅に直結している。
この廊下を抜け、ホテルのレセプションに上るエレベーターホールに向かう。
廊下に展示されているのは、アーティスト・ルームの制作風景。
エレベーターホールまで来て、ようやく『パーク・ホテル東京』に着いた気がする。
ここから25階のレセプションに上がるのだ。
期間限定で開催されている、コノキ・ミクオ制作の「無邪気な鉄たち」の展示会なのだ。
『パーク・ホテル東京』には、特別展でなくても至る所にアート作品が置かれている。
レセプションの後ろにもいくつかの像が置かれ、その先には東京タワーが見える。
チェックインを済ませると、ホテル内のエレベーターに乗り換え、31階の部屋に向かう。
エレベーターを降りると、こんな可愛い鉄製の造形が迎えてくれる。
ホテル階の中は吹き抜けとなっている。
ここだけを見ていると、25階以上の高層階に居るとは感じない。
これが有名なアーティスト・ルーム。
その驚きの内装のご紹介は、また明日。