ベロ・オリゾンテの人気フレンチ、『テスト・ヴァン』で友人たちと過ごす楽しい夜の続き。
イタリアのプロセッコ、ニュージーランドのピノ・ノワールを飲んだのあとは、少し強いイタリアの赤を選択。
ティベリーニ、ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ、2008年。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノやキャンティと並んで、トスカーナを代表する強い赤ワインである。
ぶどうはいずれもサンジョヴェーゼだが、サンジョヴェーゼは変異しやすく、色々な亜種がある。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノのぶどうはブルネッロ、ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノのぶどうはプルニョーロ・ジェンティーレと呼ばれている。
因みにサンジョヴェーゼとはジュピターの血という意味で、それほど濃いということを表現している。
ブルネッロに較べてヴィーノ・ノビレは価格が高騰していないので、良心的な価格で強い赤を飲みたい時には便利なワインである。
ところで、ヴィーノ・ノビレとは高貴なワインと言う意味。
健康のためには控えた方が良い食材だが、禁断の美味しさ。
今夜は自分を甘やかすことにしよう。
想像したものと違い、小さなもも肉がいっぱい出てきて驚いたが、美味い。
鳩は好きな食材で、赤ワインとも良く合う。
伝統的にオレンジのソースを使っているが、色彩が鮮やか。
パリパリの皮も美味しそうだ。
ブラジルの粉入り煮出しコーヒーではなく、ヨーロッパ・タイプのロースト強めのレギュラー・コーヒー。
これで今夜の食事を締めくくろうかとも思ったが、もう少し『テスト・ヴァン』の夜を楽しむこととする。
友人たちと過ごす素敵な夜の続きは、また明日。