今夜は彼女と、丸ビル35階にある『マンゴツリー東京』で待ち合わせ。
店への入り口の通路には蓮の花が敷き詰められ、ブルーに妖しく浮かび上がっている。
この蓮の花の上を歩くときは何時も、透明の床を踏み抜くのではないかと不安を覚える。
もちろん私の体重にも充分に耐えられる丈夫なアクリル板で出来ているのだが、何度来ても慣れることができない。
窓の外に見えているのは、二棟隣の丸ノ内パークビル。
ブリック・スクエアのある人気のビルだ。
今夜は曇っていて、遠くが霞んでいる。
皇居も夕闇に包まれつつある。
席に着く。
何時もは遠くに見えている葛西臨海公園の大観覧車が見えない。
これではディズニーリゾートの花火も見えないかもしれない。
彼女が到着した。
席を立ち、長い脚を交互に正面に繰り出しながら私に向かって歩いて来る彼女を迎える。
白ワインで乾杯。
彼女のために選んでおいたのは、オーストラリアのボニック・ファミリー・エステートが造る、オーガニック・ワン、シャルドネ、2012年。
このワインはこのお店でもボトルで飲んだことがあり、美味しかったので選んだ。
スペインのラ・ソテラーニャが造る、シエテシエテ・ルエダ、2013年。
ぶどうはヴェルデホ60%、ビウラ40%。
ルエダ地方の77という名のワイン。
以前はスペインのワインはほとんど飲まなかったが、昨年バルセロナに旅してからは良く飲むようになった。
背景の色が映ってわかりにくいが、オーガニック・ワンの方が黄金色で濃い。
オーガニック・ワンは濃厚なシャルドネで、強い果実味を持っている。
それに対しシエテシエテは柑橘系フルーツやトロピカルフルーツの甘い香りを持ち、酸のバランスの良い軽い飲み口。
今夜の前菜は今夜の特別メニュー、三原やっさタコのカルパッチョ。
生のタコは大好物だが、なかなか生で出してくれる店が無い。
明石のお店でも本場だからと生ダコを注文したが、茹でか天麩羅しかないとの返事だった。
二人の皿に取り分けても、このヴォリューム。
身がこりこりと引き締まっていて、とても美味い。
ポッピアトード、海老・豚肉・春雨の具材たっぷり揚げ春巻。
数量限定メニューである。
一度はメニューから消えたが、メニューに無くても彼女は注文し続け、特別に作ってもらっていた。
そしてこうしてメニューに復活したのは、彼女のために店が配慮したのだと彼女は思っている。
パクチーが好きな彼女のために、刻んだパクチーもテーブルに届けてもらった。
タイではどの店に行っても、これらの薬味は必需品。
丸ノ内の『マンゴツリー東京』で彼女と過ごす楽しい夜の続きは、また明日。








