今夜は彼女とシェラトン都ホテル、白金 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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今日は彼女と白金台の『シェラトン都ホテル』で待ち合わせ。


何時もは彼女が先に到着し、部屋でのんびりしていることが多いが、今日は私がまだ明るいうちにホテルに到着。


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ホテルの中庭には木々が生い茂り、その中には小さな滝と清水がこんこんと湧き出る泉がある。


この庭の静寂を見ていると、東京の真ん中にいることを忘れてしまう。


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彼女が到着すると、さっそく白ワインを抜栓。


今日は私のセラーから、ちょっと素敵なワインを持ってきた。


ダリオッシュ、ナパ・ヴァレー、シャルドネ、2013年。


ダリオッシュは、ナパを代表するカルト・ワインのひとつ。


そのダリオッシュの社長を務める、ダニエル・デ・ポロ氏のサイン入りである。


今年ダニエルが日本に来た時に、彼女と一緒に彼のワイン会に参加した。


ダニエルとは顔見知りなので彼の隣に座り、彼女も交えて三人で久し振りの再会に話が弾んだ。



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その時に購入したのがこのボトルで、彼にサインを入れてもらったのだ。


実はこの他にもヴィオニエを購入した。


更に、以前ダニエルと飲んだ時に購入した赤も三本ほどセラーに入っている。


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オーナーのダリオッシュ氏は、イランのシラーの出身。


そこでワインのエチケットにもダリウス大王のポートレートが使われている。




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このシャルドネ、非常に美味い。


カリフォルニアの気候が生み出す豊かな果実味に加え、深い熟成感と複雑なストラクチャーを持つ。


ブラインドで飲むと、ブルゴーニュの銘醸と区別がつかないかもしれない。


彼女はカリフォルニアのシャルドネは好みではないが、ダリオッシュは美味いと言う。




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ワインを運んできたクーラーボックスから、チーズを取り出す。


サンタンドレ。


フランス、アキテーヌ地方の白カビチーズ。




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真っ白なふわふわの白カビに覆われている。


そして中身はとてもクリーミー。


乳脂肪分75%の美味いフロマージュで、白ワインとの相性が良い。



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もう一種類のチーズは、ダナブルー・クラシック。


デンマークの青かびチーズだ。


昔はダニッシュ・ロックフォールと称していたが、フランスからクレームがつき、ダニッシュ・ブルーに改め、それが短縮されてダナ・ブルーになった。


青かび独特の風味の強い、美味いチーズである。


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お供のクラッカーも持参。


人工調味料や香料、食塩を使用していない自然食品。


チーズの美味しさにこだわるなら、クラッカーにもこだわりたい。


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ルームサービスでサラダも頼んでおく。


野菜はパリパリに揚げた春巻の皮の上に載って出される。


プロシュートと温泉卵付きだ。



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このサラダを取り分けるのはなかなか難しい。


揚げた春巻の皮を崩し、できるだけそれを下に敷いて野菜を載せるようにするのだ。

彼女と過ごす白金の『シェラトン都ホテル』での楽しい夜は、まだまだ続きます。