丸ノ内のフレンチの名店、『センス・エ・サヴール』で彼女と過ごす、素敵な夜の続き。
赤ワインも『ひらまつ』のハウス・ワイン。
ローヌの有名ドメーヌ、ファミーユ・ペランが造る、ラ・ヴィエイユ・フェルムである。
ファミール・ペランは、シャトー・ド・ボーカステルを有する造り手で、南ローヌの主要なアペラシオンに300haの畑を所有している。
ハウス・ワインとはいえ、さすが『ひらまつ』、良いワインを使っている。
セパージュは、グルナッシュ50%、シラー20%、カリニャン15%、サンソー15%。
「なかなか美味しいね」などと言いながら飲んでいると、どんどん注いでくれるので料理に合わせグラスを重ねてしまう。
今夜も飲み過ぎ注意だ。
見た目にも美しく、食べて美味しいフレンチの醍醐味を味わう。
写真で見ると量が少なく見えるが、これで結構ヴォリュームがあるのだ。
食べごろの良いフロマージュを揃えていることが、一流のフレンチの証し。
でもこれだけの種類を常に維持しようとすると、結構大変だと思う。
彼女は随分と色々な種類を頼んだので、少しずつ味見させてもらう。
どのフロマージュも禁断の美味しさ。
「やはり良い店は良いチーズを置いているわね」とは彼女の評価。
彼女も食べ過ぎねと言いながら、難なく食べてしまう。
確かに食べ過ぎだが、私も美味しくいただいてしまう。
持って帰りたいと言う彼女の気持ちが良くわかる。
でも、食べてしまった。
さすが20年間にわたりミシュランの星を維持し続ける、ジャック&ローランのプルセル兄弟の店だけある。
今夜の料理も素晴らしかった。
彼女と過ごす、丸ノ内の『センス・エ・サヴール』での素敵な夜でした。