オーストラリア大使館で開かれた新年会に、彼女と共に参加した。
当日は雨。
テロ警戒中のため、厳しいセキュリティ・チェックを受けて入館する。
前庭を抜け、地下のホールに向かう。
今夜はスパークリングは無いとのこと。
そこで、ニュージーランドのマッド・ハウスのソーヴィニヨン・ブラン、マールボロ、2013年を飲むことにする。
マッド・ハウスは1996年設立の新しいワイナリーで、急成長を遂げ、今ではニュージーランドを代表するワイナリーとなっている。
彼女はソーヴィニヨン・ブランが好きだ。
だからという訳でもないが、私も最近はソーヴィニヨン・ブランを飲むことが多くなっている。
マッド・ハウスの白を二杯飲んだ後は、ワイパラ・ヒルズのソーヴィニヨン・ブラン、マールボロ、2013年を試すことにする。
ワイパラ・ヒルズは2001年設立の新しいワイナリー。
その後コンクールで数々の賞を受賞し、2004年には最も成長したワイナリーの一つに選ばれている。
今日のパーティには良い白ワインが選ばれている。
でも、二種類ともソーヴィニヨン・ブランというのは不思議だ。
普通なら、片方がソーヴィニヨン・ブランなら、もう片方はシャルドネになる。
でも、白はどちらもニュージーランドのワインなので、こうなったのだろう。
ワイン・コーナーの横には、マッド・ハウスの大きな幟が立っている。
マールボロには250エーカーの畑と300エーカーの契約畑を持ち、ソーヴィニヨン・ブランとピノノワールを栽培している。
他にもセントラル・オタゴには250エーカーのピノ・ノワールの畑を持ち、ワイパラ地区には500エーカーのリースリングの畑を所有しているというから凄い。
これからも目が離せないワイナリーである。
最初はトレーに乗って客の間を回るカナッペでワインを飲んでいたが、料理コーナーがオープンされると、彼女の為にサラダを持ってきた。
白ワインに合ってなかなか美味い。
付け合せはじゃがいものニョッキ。
肉料理が出ると赤ワインを飲みたくなるが、その前に大使のご挨拶を拝聴。
今日は日豪経済連携協定、EPA発効の日。
ミラー大使も興奮気味で挨拶にも熱がこもる。
日本語も話されるので、両国の言葉を織り交ぜて軽快に話が運ばれる。
楽しい会はまだまだ続きますが、そのご紹介はまた明日。