昨年末のこと。
彼女と六本木の東京ミッドタウンで待ち合わせ。
館内はクリスマスのイルミネーションでとても華やか。
今夜の目的の場所は、ニューヨーク発のインド料理、『ニルヴァーナ・ニューヨーク』。
ニルヴァーナとは、涅槃という意味。
涅槃の境地にははるかに遠い二人だが、このお店は大好きなのだ。
このテーブルからは、東京ミッドタウンの人気のイルミネーションが綺麗に見渡せるのだ。
2014年のスターライトガーデンのテーマは、宇宙旅行。
次々と宇宙への旅立ちをイメージしたイルミネーションのショウが展開される。
おっと、見入ってばかりいたのでは食事が始まらない。
ゴッセ・エクセレンス・ブリュット。
ゴッセは1584年、シャンパーニュ地方のアイに設立された名門。
エチケットには、”アイ 1584”と小さく、しかし誇らしげに書かれている。
丁寧なシャンパーニュ造りで知られ、もっとも小さな偉大なメゾンと呼ばれている。
ピーチやアプリコット、そしてアーモンドのトースト感もある。
セパージュは、ピノ・ノワール45%、シャルドネ36%、ピノ・ムニエ19%。
今夜の料理は、料理長にお任せ。
インド料理とは言ってもニューヨーク発、洒落た料理は、ヌーベル・インディアン・キュイジーヌと表現した方が良いだろう。
店のインテリアも伝統的なインディアン・スタイルではなく、ミッソーニなのだ。
インドの豆で作られたおせんべい、パパドをおつまみにシャンパーニュを飲む。
パパドに付けるのは三種のチャツネとソース。
マンゴーやココナッツで造られており、甘、辛、その中間があり、どれも美味い。
アミューズは、久米島海老のシアード、中トロ鮪とカチュンバルサラダ。
見た目はまるでフレンチだが、スパイスはインディアン。
映画、「ミセス・マロリーと魔法のスパイス」を思い出してしまう。
ミュズレは回収を忘れてしまった。
コルクの下側にも刻印が施されている。
シャンパーニュ・ゴッセと書かれ、頭文字のCとGが描かれている。
六本木の東京ミッドタウンにある『ニルヴァーナ・ニューヨーク』で彼女と過ごす楽しい夜の続きは、また明日。