今夜は彼女と、品川の『ザ・プリンスホテル、さくらタワー』でお食事。
ワインを持ち込んで、ルーム・サービスでのんびり食事をすることにしたのだ。
第一京浜から高輪プリンスに上る道の途中に、さくらタワーがある。
ゆったりと部屋が広く、いわば全室プティ・スイートの特別なホテルなのだ。
車寄せで降車し、このゆるやかな坂を上ると、ホテルの玄関に至る。
左側には荷物運搬用のスロープがあり、ドアマンがここを通ってワインを詰めたスーツケースを運んでくれる。
このホテルは、和のテイストで統一されている。
エントランスでも、木製の大きなドアが迎えてくれる。
森に囲まれたこのホテルに入ると、東京のダウンタウンに居ることを忘れてしまう。
米国式の派手なロビーに慣れていると、却って新鮮に感じる。
クイーン・サイズのベッドが二台入っていても、ゆったりとした空間が確保されている。
ルーム・サーヴィスのワゴンは、窓際のソファーの前に置いてもらおう。
左側の引き戸の中が、バス・ルーム。
右側はトイレとなっている。
でも彼女と泊まる時には、嬉しい造りである。
更に、通路と部屋の間にはもう一つのドアがある。
ルーム・サーヴィスの料理が届いた時も内ドアの外で受け取れば、彼女がホテルの従業員と顔を合わせることも無い。
内ドアを閉めてしまえば、ベッド・ルームは独立した部屋となる。
これなら安眠できる。
何度見ても美しい建築物である。
迎賓館の背景には、六本木のビル群や、芝の東京タワーが見える。
さて、今夜のワインを抜栓し、食事を頼むことにしよう。
高輪の『さくらタワー』で彼女と過ごす素敵な夜の続きは、また明日。