コルカタからバンコクへの便は、深夜二時発。
ホテルを利用するにしても、夜8時にチェックインし、深夜零時にチェックアウトするのではあまりにもったいない。
そこで、コルカタの友人宅で夕食をご馳走になり、時間を過ごすことにする。
まずはバドワイザーで乾杯。
インドでは何種類かの欧州系のビールが造られているので、キングフィッシャーに飽きた時には重宝している。
長い汽車の旅を終え、1時間の車での移動の後に飲む冷えたビールは美味い。
キングフィッシャーは何故か泡が立たないが、やはりバドは泡立ちが良い。
やはり泡の無いビールよりは泡が美味いビールの方が良いものだ。
友人宅のメイドさんは、友人が教えた範囲での日本食しか作れない。
友人自体も日本では料理などしたことが無かったので、当然メイドさんの日本料理も範囲が狭い。
それでも、インドで手に入る食材を活用し、上手く料理を作っていることに感心する。
最初は茹卵をあしらった、ポテトサラダ。
マヨネーズは日本製。
次は、高価な白菜を用いた浅漬け。
インドでも簡単に手に入るオクラの酢の物。
三杯酢は日本製。
こんな貴重品を出してもらって、申し訳ない。
そこで、ここに来るときは、出汁汁、三杯酢、山葵、乾燥麺、乾燥わかめ、削り鰹鰤、海苔、梅干し、各種漬物、等々、日本食品を鞄一杯持ち込むことにしている。
オーストラリアの有名ブランドであるが、世界中で生産されており、インドにも工場がある。
この銘柄も世界何処でも飲むことができる、美味いビールである。
フォスターズも泡立ちが良く、喉越しも爽やか。
世界各国で販売されているラガーはアルコール度数が4.9%だが、オーストラリア国内の物は5.2%と少し高めなのだそうだ。
久し振りの和食が美味しいせいか、ビールがどんどん進む。
やはり南国で飲むビールは美味い。
この酢も日本製。
日本人にとって、コルカタでの生活は大変。
食料の買い出しは、バンコクまで行っているとのことなのだ。
なんと驚いたことに、今夜はフライを作ってくれた。
海老と玉葱。
盛り付けの仕方は問わないことにして、味はとても良い。
今度は盛り付けも綺麗。
さて、飲んで食べておしゃべりをしている間に、出発の時間となってしまった。
友人に大変お世話になった、コルカタ最後の夜でした。