ディワリ前夜(大晦日)のお部屋ご飯、インド | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


FullSizeRender.jpg

ヒンドゥー教の新年の前夜、云わば大晦日の夜の夕食。


今夜は街中がお祭り騒ぎなので、不測の事態を避けるため、夕食はホテルの部屋で食べることにする。


と言っても、外国人で異教徒の我々も大晦日となれば何となく心浮き立つので、部屋で大いに飲むことにする。


まずは、買い込んだカールスバーグで乾杯。


毎日キングフイッシャーばかり飲んでいたので、欧州系のビールが新鮮に感じる。


FullSizeRender.jpg
料理はホテルのレストランに行って直接注文し、部屋まで届けてもらう。


今夜のメニューは、オリエンタル・テイスト。


まずは、海老の天ぷら。


これがカラッと揚がっていて美味いのに驚く。



FullSizeRender.jpg
続いて、春巻。


一本が20cmほどもの大きさがあり、これだけでお腹がいっぱいになってしまう。



IMG_0896.JPG

揚げワンタン。


ワンタンと言うより、サモサといった大きさ。


いや~、これはもう食べすぎです。


料理を注文し過ぎたことを反省。


IMG_0897.JPG

焼売。


コックは全てインド人なのに、中華も日本食も上手く作ることに驚く。


新しくできたこのホテル、なかなかのものである。


FullSizeRender.jpg
野菜炒め。


野菜から食べたかったので、最初に持ってくるように頼んだが、届いたのは最後。



FullSizeRender.jpg
ビールのあとは、ウイスキーとラム。


インド産のラムは美味いが、ウイスキーは未知数。


そこでシーバスも予備に購入。




FullSizeRender.jpg
ところが、このブラック・ドッグ、なかなか美味い。


ボトルを良く見ると、スコッチ・ウイスキーと書かれている。


ひょっとすると、原酒をスコットランドから輸入し、インドでボトリングしているのかもしれないと思い調べてみると、まさにその通りだった。


スコットランドで蒸留、ブレンド、エイジングを行い、インドに輸入してナシクでボトリングされている。


扱っているのはユナイテッド・ブリュワリーズ傘下のユナイテッド・スピリッツで、キングフィッシャーと同じグループだった。


インドではウイスキーをボトルで輸入すると関税が150%なのに対し、原酒で輸入しインドでボトリングすると関税は30%で済むのだそうだ。


FullSizeRender.jpg
窓を開けると、爆竹や花火の音が凄まじい。


ウイスキー・グラス片手にベランダに出る。


すぐ近くで花火が破裂し、驚く。




FullSizeRender.jpg
道路から打ち上げる花火が、丁度私たちがいる階付近で破裂するのだ。


街中の至る所で花火が上がっている。




FullSizeRender.jpg

随分遠くでも、大きな花火が続けて打ち上げられている。


この騒ぎは午前零時を過ぎ、新年になっても続くのだろう。


今夜は眠れそうにない。


FullSizeRender.jpg
あ、近くで大きな花火が上がった。


花火はいくら観ても、飽きることが無いのは不思議だ。


インドの田舎町で迎えた、初めてのディワリ、ヒンドゥー教の新年でした。